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~音楽をてがかりにラテンアメリカ地域にアプローチ~ 2022年度立教大学ラテンアメリカ講座受講生募集中!

2022年2月24日 木曜日

2022年度立教大学ラテンアメリカ講座受講生募集中!

~音楽をてがかりにラテンアメリカ地域にアプローチ~

「ラテンアメリカ論Ⅰ(音楽)」講師:石橋純(東京大学教授)

・対面とオンラインのミックス型授業

・遠方の方もオンラインで受講できます。

その他、政治や文学の授業もあります(授業形態は科目によって異なります)。

◇申込締切:2022年3月25日(金)Web出願

◇受講料:登録料(単年度有効)15,000円、授業料(1科目通年)25,000円

◇詳細は講座Webサイトをご覧ください。

◇問い合わせ先:立教大学ラテンアメリカ研究所事務局

〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1

TEL:03-3985-2578 E-mail:late-ken@rikkyo.ac.jp

URL:https://www.rikkyo.ac.jp/research/institute/ilas/

ラテンの貴公子フアネスが初の自叙伝を出版!

2013年4月2日 火曜日

 ラテンポップ界の貴公子フアネスが、はじめてとなる自叙伝『Persiguiendo el Sol(太陽を追い求めて)』を出版することが明らかになった。

 本の内容は、フアネスの歌手活動初期から、家族との想い出やコロンビア軍政時代にメデジンで育った頃のことなどにわたる。プライベートをさらけ出すほどの内容ではないが、妻カレン・マルティネスのこと、家族のこと、子ども時代のことにも触れながらフアネスの人物像に迫る内容となっているようだ。「ファンのみんなが聴いている音楽の裏側にいる人物を知って欲しいという思いから書くことを決めた」とフアネス。

「米国に移住してきた頃の自分の頭の中のイメージをそのまま本のタイトルにしたんだ。日々かき立てられるような感覚と、人生に何かポジティヴなものが待ち受けているような感覚……」フアネスはニューアルバム『MTV Unplugged』でラテングラミー賞を受賞したばかりで、現在米国30ヶ所のツアー中。6月からは新しいアルバムに向けたレコーディングもスタートするそうだ。

 本の発売は4月2日から。現在はスペイン語と英語(『Chasing the Sun』)での出版しかないようだが、フアネス・ファンは是非。tae

カフェ・タクーバが5年ぶりに新作を発表!

2012年9月19日 水曜日

ラテンアメリカを代表するメキシコのロックバンド、カフェ・タクーバが5年ぶりに新作アルバムをリリースすることを発表!新作のタイトルは『El objeto antes llamado disco(かつてはディスクと呼ばれていた物)』で、10月22日から一般販売されるようだ。

カフェ・タクーバは今年8月に、今回のアルバムにも収録される新曲「De este lado del camino(道のこちら側から)」のPVをインターネット上で公開。そのPVの撮影をブエノスアイレス、サンティアゴ・デ・チレ、メキシコシティ、ロサンゼルスの各地でファンを募ってライヴでおこなったことで話題を集めていた。


Café Tacvba – De Este Lado Del Camino

新作は彼らの代表曲「ラ・イングラータ」「エル・シクロン」を含む10曲入りで、プロデュースはアルゼンチンのグスタボ・サンタオラージャ。現在カフェ・タクーバは米国ツアーを終え南米ツアー中で、その後メキシコ国内ツアーも予定しているそうだ。久々の新作に期待したい。tae

独立運動の指導者シモン・ボリバルの生涯が映画化

2012年6月21日 木曜日

Rodaje de la película “Libertador” from Ayuntamiento de Jerez on Vimeo.

ラテンアメリカ独立運動の指導者シモン・ボリバルの生涯を綴る映画『Libertador(リベルタドール)』の撮影が進んでいる。また、ロサンゼルス交響楽団の指揮をつとめるベネズエラ人指揮者グスタボ・ドゥダメルが楽曲を提供することになった。

映画『リベルタドール』は、スペインとベネズエラの合作映画で、特に本場南米での公開が心待ちにされている注目の作品。監督はベネズエラ人アルベルト・アルベロで、主役はベネズエラの名俳優エドガー・ラミレス。シモン・ボリバル役を演じる。 すでにベネズエラでの撮影は終了し、現在はスペインのセビージャ、ヘレス・デ・フロンテーラ、セゴビアでの撮影に臨んでいるという。映画のロケ地は合計100以上、エキストラは1万人を越えるハリウッド級の映画に仕上がりそうだ。

指揮者のドゥダメルは、ベネズエラのシモン・ボリバル交響楽団の音楽監督としても知られ、本作品の音楽監督にもぴったりの人選だといえるだろう。日本での公開はあるだろうか……楽しみに待ちたい。tae

ラテンアメリカの注目オルタナ系バンドがニューヨークに集結!

2012年3月23日 金曜日

国境を越えて注目されているラテンアメリカのオルタナ系のバンドが集まり、本日ニューヨークからツアーを開始する。
参加するのはチリのゴンドワナとメキシコのラ・カスタニェーダ。そしてカリフォルニアのバンド、チェンチャ・ベリンチェスも共にツアーに参加する。3バンドとも15〜25年の長い経歴をもつ。

チリ発のレゲエバンド、ゴンドワナ
「レゲエバンドでありジャマイカのバンドではない」と主張し、彼ら独特のレゲエを目指す。ロック、パンク、サルサ、クンビア等もレゲエスタイルに基づいて演奏。バンドはこのツアーで25周年記念を迎える。


メキシコのラ・カスタニェーダ
メキシコではすでに伝説になりつつあるという彼ら。こちらもこのツアーが23周年記念となる。


カリフォルニアのスカ・パンクバンド、チェンチャ・ベリンチェス
カリフォルニア発だがメンバーはメキシコ系が中心で、歌詞はほぼスペイン語だ。


ツアープロデューサーは、このメンバーでニューヨークの後、シカゴ、カリフォルニア北部そしてアトランタにも行き、そこでライヴを行うと話す。そして今、スペイン語でのオルタナティヴ・ロックの聴き手がニューヨークや各都市で急増しているとコメント。

エクアドルのレゲエバンド、スダカヤが米国でツアーを行ったことも記憶に新しい。ラテンアメリカ発のスペイン語ロックやレゲエの需要が米国で増えていることは確かだろう。しかしラテンアメリカからの移民のためだけでなく一般市民の聴く音楽の一ジャンルとしてもっと広がっていくことを願う。Sa

とうとう『百年の孤独』電子書籍化

2012年3月8日 木曜日

6日に85歳の誕生日を迎えたガブリエル・ガルシア・マルケス。彼の代表作である『百年の孤独』がとうとうインターネットでダウンロードできるようになったという。

スペインにあるガルシア・マルケスの事務所が先日発表したところによると、電子版の『百年の孤独』はスペイン語でのみの発売となる模様。インターネット上での公開は垣根なきもの。慎重になっているようで、他の言語に翻訳されたものの発売はまだ先になるそう。

本作のインターネット版の価格は5.99ユーロに設定される予定だ。
ガルシア・マルケスの作品で電子化されたのはこれで4作目。Sa

ラテンアメリカの美術品が高価格で競売成立!

2011年11月18日 金曜日

世界二大競売会社のクリスティーズとサザビーズがニューヨークで開催したラテンアメリカ美術品オークションで、ルフィーノ・タマヨ(メキシコ人画家)及びフェルナンド・ボテロ(コロンビア人彫刻家)の作品が最高価格で競売されたことが分かった。クリスティーズは、フェルナンド・ボテロの彫刻像「Bailarines(ダンサー)」を176万ドル、サザビーズはルフィーノ・タマヨの絵画品「Rebanadas de sandía(スイカの薄切り)」を合計220万ドルで競売させた。

タマヨの作品は、ニューヨークの現代美術館MoMAが1953年からコレクションとして所蔵していたもので、今回の競売では無名の書い手によって成立することとなった。

一方、ボテロの作品は、2007年の完成後以来ボテロ本人が所持していたもので、今回の競売価格は彫刻作品としては過去最高で、あるヨーロッパの買い手によって成立した。

以上の2点以外にも、ボテロの他の彫刻作品やメキシコのフランシスコ・トレドの絵画、またブラジルのアーティストの作品も数多く出品及び競売された。

「ルフィーノ・タマヨにとって最高の夜となった」とサザビーズ社のラテンアメリカ美術品部門ディレクター、カルメン氏はコメント。また「今回の競売では世界中の買い手が参加した」とラテンアメリカ美術が世界的に注目を浴びていることも強調した。tae

ビジネスに最適なラテンアメリカの国は?

2011年10月8日 土曜日

米国経済雑誌フォーブスが毎年発表する「ビジネスに最適な国ランキング」で、2011年調査対象のラテンアメリカ諸国19ヶ国中においてチリが1位に選ばれた。

このランキングは134ヶ国を対象に毎年発表され、その調査基準11項目(著作権、イノベーション、税金、テクノロジー、汚職、自由、等)から審査される。世界ランキングにおいては、チリは24位。世界1位はカナダ、次いで2位ニュージーランド、3位香港という結果に。因みに、日本はチリの3つ下、27位という結果に。「チリはハイレベルな国際取引と頑丈な金融制度、そして安定した政治が基盤となった市場経済を抱える。他のラテンアメリカの国々と比べてその点が勝っていた」とフォーブスはコメントを付け加えた。

チリに次ぐラテンアメリカの国々は、ペルー(42位)、メキシコ(57位)、パナマ(60位)、ウルグアイ(61位)、コロンビア(62位)、コスタリカ(69位)、ジャマイカ(70位)、ブラジル(73位)、など。正式に発表されたランキングリストはこちら から。tae

10月11日をラテンアメリカ・フォルクローレの日に

2011年10月7日 金曜日

現在、10月11日をラテンアメリカ・フォルクローレを祝う日にしようという動きが広まりつつある。
ウルグアイでは早くも、今年から10月11日をウルグアイ・フォルクローレの日として定めた。
これはラテンアメリカ全体で、ラテンアメリカ・フォルクローレの日を祝う第一歩となるようにとのことだ。

最新の調査によるとウルグアイで最もよく聴かれている音楽はフォルクローレで、ラテンアメリカのアイデンティティとしてウルグアイ以外にももっとフォルクローレを大切にする動きを推し進めていきたい、とフォルクローレ歌手のカチョ・ラバンデーラは語る。

彼は、既にアルゼンチンやブラジルなど同じラテンアメリカの国々にもこのプロジェクトを提案しており、好感触を得たと述べている。

なぜ10月11日を選んだかというと、翌日の10月12日が「ディア・デ・ラ・ラサ(民族の日)」や「コロンブス・デー」として国民の祝日になっているためだとか。
因みにこの日はコロンブスがラテンアメリカに初めて降り立った日とされているのだが、それをスペイン側では「ラテンアメリカ発見の日」として、ラテンアメリカ側では現在のラテンアメリカが形成される始まりとなった日として「民族の日」という形で祝われている。

カチョ・ラバンデーラは、来年からは是非ラテンアメリカ中の国々でこの2日間を祝いたいと考えている模様だ。Sa

オバマ大統領がシャキーラをヒスパニックの教育コンサルタントに任命

2011年10月6日 木曜日

米国のオバマ大統領が、ヒスパニック社会における教育コンサルタントとしてコロンビアの歌手シャキーラを任命した。今回任命されたのは教育者を含む3人で、シャキーラはその内の1人。 「我が国にとって重要な時期に、この素晴らしい3名の才能をアメリカ国民に還元できることを心から感謝している。数ヶ月後、数年後も彼らと活動できることを楽しみにしている」とオバマ大統領はコメントした。

シャキーラ(本名イサベル・メバラク・リポール)は、今やラテンミュージックの垣根を越え世界的に知られるアーティストとなった。グラミー賞並びにラテングラミー賞の受賞歴は1991年のデビュー以後更新し続ける。その歌手活動成功の一面、シャキーラが絶えず精力を注ぎ続けているのが慈善活動だ。1995年にはアルバム『Pies Descalzos(裸足のままで)』のリリースと同時に、〈Fundación Pies Descalzos(裸足の基金)〉を設立し、コロンビア、南アフリカ、ハイチの子どもたち6000人を援助する教育プロジェクトを立ち上げた。2003年からはユニセフ親善大使として世界の教育問題と向き合い、2010年には世界銀行と共同して、ラテンアメリカの子どもたちに向けた教育発達プログラムを助長するよう呼びかけている。

米国におけるヒスパニック人口は18%以上。未だ人種差別、治安悪化、貧困が目立つヒスパニック社会では、子どもの教育も大きな課題だ。シャキーラの起用が問題解決へ向かうことを期待したい。tae