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エクトル・ラボーが蘇った!?

2013年10月22日 火曜日

19日、ニューヨークのサルサレーベル、ファニア・レコードのスターたちを集めたグループ、ファニア・オールスターズのプエルトリコで行われたコンサートにて、故エクトル・ラボーが蘇った。

その仕掛けはホログラフィーの技術を使ったもので、レーザー光線によって以前のエクトル・ラボーの映像が再現された。2012年にラッパーの故2pacも同様の技術で米国カリフォルニア州のコーチェラ・フェスティバルにてライヴ映像が再現された。

ホログラムによるエクトル・ラボーはウィリー・コロンらとともにステージに立ち、プエルトリコのファンたちは20年ぶりにその名共演を楽しんだ模様だ。Sa

下掲はそのコンサートの様子を報じたニュース映像

サルサ・シンガーのヒルベルト・サンタ・ロサがタンゴ・デビュー!?

2013年6月5日 水曜日

プエルトリコ出身のサルサ歌手ヒルベルト・サンタ・ロサがなんと、7月にニューヨーク・ブロードウェイにてタンゴの有名ダンサーらが集結するステージ『フォーエバー・タンゴ』にゲスト出演する。

ヒルベルト・サンタ・ロサ本人は「未だ信じられないがとても嬉しく思っている」とインタビューに応じた。『フォーエバー・タンゴ』からオファーを受けたのは今から約一ヶ月前。5月下旬より、メンバーとのリハーサルが始まった模様だが、サンタ・ロサは『フォーエバー・タンゴ』は有名だから存在は知っているけれど、実際には観たことがないという。

ヒルベルト・サンタ・ロサの出演は7月9日から28日の期間限定だ。
一体どんなステージになるのだろうか。Sa

7月9日スタートの『フォーエバー・タンゴ』プロモーション・ビデオ

サルサの歌姫ラ・インディア、恋人の暴力を否定

2013年4月2日 火曜日

先日サルサ歌手のラ・インディアが自身のパートナーより暴力を受け、病院に入院したというニュースを報じた(過去のニュースはこちら)。
そして恋人のハビエル・パディージャ・ゴンサレスは逮捕されたのだが、ピープル誌スペイン語版のインタビューに応じたラ・インディアは、なぜ彼が逮捕されたのかと驚きをみせた。

さらに、ラ・インディアのマネージャーは、サン・フアンのエル・コンダード地区にて彼女に暴行を加えたのは白人の集団だったと発言。そして、彼女が恋人と同居する家に戻ると、恋人が警察に電話してしまったので口論になったと説明した。

現在この件は家庭内暴力調査課の管轄となり捜査がすすめられている。
事件の真相と歌手の回復、そしてまた元気に歌ってくれることを多くのファンは求めている。Sa

ラ・インディア、パートナーより暴力を受け入院

2013年3月26日 火曜日

プエルトリコの女性歌手ラ・インディアがサン・フアン市内の病院へ入院しているという。パートナーの暴力が原因の模様。プエルトリコ警察が発表した。

25日未明、ラ・インディアは警察署へと避難した。その時、鼻が折れており、顔面には大きな血腫ができていたとのこと。そのまま病院へ運ばれた。

ラ・インディアのパートナーで、事件が起こった家の持ち主である男ハビエル・パディージャ・ゴンサレス(32歳)は警察により逮捕された。

ラ・インディアはラ・プリンセサ・デ・ラ・サルサ(サルサの歌姫)の別名を持つ現在44歳のサルサ・ディーバ。マーク・アンソニーとのデュエットで一躍有名になり、その後もヒット作を生み出し続けている。

心身ともに回復を願う。Sa

女優アダマリ・ロペス、7年の闘病生活を綴る

2012年11月29日 木曜日

Viviendo

現在42歳、2005年に乳がんを患っていることを発表したプエルトリコの女優アダマリ・ロペス。27日、がんと闘い続ける7年間を綴った本『Viviendo(生きている)』の刊行を明らかにした。
年末に米国で発売される予定とのこと。
闘病生活を綴りつつも、家族のおもしろ話なども織り込んで書いたという。

記者会見では出版社の担当者も「この本が章を重ねる毎にいかに笑いながら生きるかというポジティブさを得ており、アダマリ・ロペス自身も出筆することで救われていくのがわかる。そして彼女は初めての著作でまたひとつ大きな才能に出会った」と語った。

8歳よりデビューし、その後テレビドラマを中心に活躍しているアダマリ・ロペス。現在は乳がん予防のキャンペーンなどに積極的に参加しているそうだ。今後も世界中へその強さを見せつけ続けて欲しい。Sa

アンディ・モンタニェス、事故後の右足の手術を終える

2012年5月31日 木曜日



先月30日にコロンビアで交通事故に遭い、右足を痛めていたサルサ歌手のアンディ・モンタニェスだが、事故から一月経った今、右足の手術は成功に終わったと報じられた。

70歳のアンディ・モンタニェスは先月コロンビアのバジェドゥパルにて開かれたコンサートの後、他の楽団メンバーと共にバランキージャへ戻っている途中で交通事故に遭ったと報じられている。

この事故により、サン・フアンにて行われる予定だった彼の活動50周年の記念ツアーは7月へ延期となっているが、右足の手術を終えた今、彼は早く仕事に戻りたくてたまらないのだとコメントしている。

70歳でもまだまだ現役。早く元気に歌う姿をファン達に見せて欲しい。Sa

ロビー・ロサがステージに!

2012年3月31日 土曜日

ロビー・ロサの愛称でお馴染みのサルサの人気コンポーザー・歌手のドラコ・ロサが先日プエルトリコで行われたコンサート「エンクエントロ」にてルベン・ブラデスとフアン・ルイス・ゲーラとともにステージ上でパフォーマンスをした。

ロビー・ロサが胃癌と診断されて以来ステージに姿を現したのは初めて。現在も治療中だ。

こちらは以前3人が共演したステージの映像


先日のコンサート映像が観たい方はこちらのページから視聴可能。

ルベン・ブラデスを中心にこのコンサートの選曲にかなり苦戦していたようで、彼らにとっても特別な3人の、特別なコンサートだったよう。それだけに気合いの入りようがうかがえる。
ロビー・ロサの回復を祈る。Sa

第15回プエルトリコ・サルサ世界大会16日から

2011年7月6日 水曜日

20ヶ国以上のペア・ダンサーが演技する第15回プエルトリコ・サルサ世界大会(公式HP)が、今月16日から30日までプエルトリコで開催される。

出場ペアの主な出身国はアルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、スペイン、イタリア、コロンビア、グアテマラ、マルティニーク(フランスの海外県)など。また出場者の内、各々の国大会で優勝したペアが18組参加する。

当大会の指揮をとるのはプエルトリコを代表するミュージシャンのロベルト・ロエナ。彼自身も16歳からサルサを踊り、ラファエル・コルティホ、イスマエル・リベラ、サミー・アジャラ、マリオ・オルティス&エル・グラン・コンボ・デ・プエルトリコなど大御所バンドのバックダンサーとして活躍してきた。その後プエルトリコがサルサの「発祥地」として知られるようになったのもロベルトの存在が大きいのだろう。「つねに最良の音楽を届けられるよう心がけてきたし、ここまで到達するのにどれだけ苦労したか。ここプエルトリコはサルサの発祥地。それを維持しなきゃだめだ」とロベルトは意気込みを見せる。

大会ではロベルト・ロエナを始めとする演奏陣も揃え、ワークショップも行われる。演技以外にも充実したスケジュール内容が組まれている。また決勝戦は最終日30日に、5部門に分かれて行われる。tae


昨年のチャンピオン・ペア(ブラジル)の演技

アウグスト・マリン死去

2011年4月15日 金曜日

 プエルトリコで最も有名な画家、アウグスト・マリンさんが肺の感染症で亡くなった。89歳だった。

 先週の日曜日からサンファンの病院に入院していたマリンさんは残念ながら帰らぬ人となってしまった。1921年にプエルトリコのサンファンで生まれ、第2次世界大戦の時に陸軍へ入隊。その際プエルトリコ人の軍人の経験や軍隊での毎日の生活についてを漫画にして新聞に掲載していた。その後、ニューヨークとロサンゼルスで学び、プエルトリコに帰る前に壁画デザインを得意とするようになった。そして最近ではプエルトリコ大学で教鞭を執っていた。

 現在ではマリンさんの作品はプエルトリコの美術館から町中のショッピングセンターの壁まで様々なところで見ることができる。(d)

祝エル・グラン・コンボ結成48周年

2010年11月4日 木曜日

プエルトリカン・サルサ・オーケストラ「エル・グラン・コンボ」はピアニストのラファエル・イシエールによって1962年に結成され、今年48周年を迎えた。プエルトリコが誇るサルサ・オーケストラであり、世界的にも最も有名なグループのひとつだ。多くの伝説的歌手が在籍し、ここから巣立っていったので、「サルサの大学」とも呼ばれている。

その48周年を祝うリサイタルが、今週5日の金曜日、セルヒオ・バルガス、ビクトル・マヌエル、エン・クラーベ(N’Klabe)、エルビス・クレスポなど賑やかなゲストを迎えて、マイアミで開催される。

会場となるのは、マイアミのJames L Knight Center。主催者らによると、金曜日のコンサートは4時間半に及ぶトロピカル・ミュージックの祭典になるとのことだ。

現在も創設者のラファエルはピアニスト/ディレクターとしてグラン・コンボを率いており、目下の最新アルバム『Sin Salsa No Hay Paraiso』のプロモーションに大忙しだ。

これまでに40枚以上のアルバムをリリースしており、ゴールド・ディスク、プラチナ・ディスク、etc……数々の賞を、メキシコ、コロンビア、プエルトリコ、スペインなどで受賞している。

代表作は「La muerte」「Acangana」「Ojos chinos」「El caballo pelotero」「La calle dolor」「Milonga sentimental」「Falsaria」「Ponme el alcolado Juana」「Por el pecho no」「Don goyo」「Julia」「Los zapatos de manacho」「La salsa de hoy」など。m