ブエノスアイレスの星、ビルヒニア・ルーケ逝去

タンゴ歌手で女優でもあり、「ブエノスアイレスの星」として知られるビルヒニア・ルーケが自宅で死亡した。86歳だった。
ルーケは1927年ブエノスアイレス生まれ。16歳からテアトロ・リセオで舞台に立ち始めた。1943年には「歌う女優」として映画デビューを果たした。タンゴの世界でフランシスコ・カナーロやアティージョ・スタンポーネのオーケストラと共演後も、女優として活動を続けた。

晩年にはサンテルモ地区の伝説的タンゲリア、エル・ビエホ・アルマセンで活躍を続けた。近年では2006年にグスタボ・サンタオラージャとグスタボ・モッシとのコロン劇場での共演や、2008年にはドキュメンタリー映画「エル・カフェ・デ・ロス・マエストロス」に出演し、若い世代にもその存在感を示していた。
ご冥福をお祈りいたします。(hi)