フラメンコギターの巨匠パコ・デ・ルシアが逝去

2月26日未明、フラメンコギターのマエストロとして知られるパコ・デ・ルシアが、メキシコで突然の心臓発作に見舞われ逝去したことがスペインで報じられた。66歳だった。

パコ・デ・ルシアは、メキシコのカンクンにある別荘に幼い孫たちと数年前から暮らしており、家族でいっしょに近くのビーチで過ごしていたところに心臓発作が起こり、そのまま帰らぬ人となってしまった。

パコ・デ・ルシア(本名:フランシスコ・サンチェス・ゴメス)は、アンダルシア州カディス出身。1947年、父、兄ともにギター弾きの音楽一家に生まれた。7歳からギターを手に取り、早くから天才的な才能を発揮し、伝説的奏者カマロン・デ・イスラとの出会いをきっかけに、数々の賞を受賞していった。ジャズやケルト音楽など他ジャンルのアーティストとの共演も多かったパコは、フラメンコ界の垣根を越えて世界中から愛されるフラメンコギタリストであった。

同志のトマティートは自身のツイッターで「今日は言葉はなしだ…」と巨匠の早すぎる死に、驚きのコメントを残した。

ご冥福をお祈りします。合掌。t