アルビータ、生前のセリア・クルースとの曲について語る

 キューバ出身、マイアミ在住の歌手アルビータがこの度今月2日にメキシコにてCD化されたアルバム『Una mujer que canta(歌う女性)』に、サルサの女王・故セリア・クルースとの録音「Descarga」が含まれている。

 この曲はセリアが亡くなる前年、ドキュメンタリー映画『La Cuba mía』(2002)の撮影期間に、二人でインプロで歌っていたときに生まれた曲だという。

 メキシコシティで開かれたアルバム発表の記者会見でアルビータが語ったところによれば、一緒にいたフアニート・マルケスがギターを弾き始めたのでセリアとアルビータはすぐに即興で歌い始めた。偶然にできあがった奇跡の歌だという。

 さらに、アルビータ本人はその録音データが存在していることすら知らなかったが、前述の映画のプロデューサーの好意でその録音データを入手することができ、自身のアルバムに収録することができたという。

 アルビータとセリア・クルースが出会ったのはコロンビア・ツアー中だったという。「セリアと仲良くなることができ、音楽についても教えてもらえた私はラッキーだったわ」とアルビータ。

 本作は既にデジタル盤が今年5月に発表されている。iTunesなどのデジタルストアで視聴・購入ができる。Sa

 

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