ニューヨークに新タンゴスポット「タンゴ・ハウス」が誕生!

 ニューヨークの繁華街にタンゴ・ショーを展開する「タンゴ・ハウス」が先月30日にオープンした。ニューヨークのタンゴ・スポットといえば「フォーエバー・タンゴ」が有名だが、それに次ぐ新たなタンゴの発信源となりそうだ。

 場所はニューヨーク市マンハッタン地区の、かつてアストル・ピアソラがニューヨークに移住していた際に住んでいた家から1ブロックの住所だという。「アルゼンチン文化で最も重要な“ワイン”と“タンゴ”の二つを観客に提供するのが目的」と語るのは、ブエノスアイレスの高級タンゴ・ハウス「エスキーナ・カルロス・ガルデル」も経営するオーナー、フアン・ファブリ氏。建物は1830年に建てられた歴史的建造物で、1920年代頃にはキャバレーとして機能していたそうだ。1階はアルゼンチン料理を提供するレストランになっており、お客は1階で料理を堪能したあと階段で地階へ。地階にはアルゼンチンワインが常備されたワインバーと、毎晩タンゴ・ショーが開催されるコンサート・スペースが広がる。まさにブエノスアイレスのタンゴ・ハウスをそのまま輸入したような本格派タンゴ・ハウスだ。

 出演するダンサーは、ホルヘ・トーレス&マリア・ブランコ(2012年タンゴダンス世界選手権アジア大会の審査員として来日)をはじめとする5組のカップル。ショーの演出は女性タンゴ・ダンサーとしても知られるドローレス・デ・アモが手がける。また、演奏には女性バンドネオン奏者アシェレン・パイス・ネグリン、ピアノのフアン・マヌエル・フェルナンデス、コントラバス奏者パブロ・アスラン、バイオリン奏者セルヒオ・レジェスのアルゼンチン人で集められたスペシャル・クアルテートと、長年ニューヨークで活動する歌手プルポ・ペレイラが華を添える。

「タンゴ・ハウス」の営業は月曜日から金曜日(20時/21時半の2回公演)、土曜日(14時/20時/21時半の3回公演)、日曜日(14時/20時の2回公演)。ブエノスアイレスは遠くて行けないという方は、ニューヨークでタンゴを楽しむのありかも?tae

「タンゴ・ハウス」のHPは、http://tangohouse.net/

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