タンゴダンス世界選手権ブエノスアイレス市大会がまもなく開催!

毎年8月に開催されるタンゴダンス世界選手権の前座イベントとして知られる、ブエノスアイレス市大会(通称メトロポリターナ大会)が5月12日から26日まで開催される。

市大会で審査されるのは、タンゴ・デ・ピスタ、ワルツ、ミロンガ、ミロンゲーロ・デル・ムンドの全4部門。タンゴ・デ・ピスタは、いわゆるサロン部門で、アダルト部門(18〜39歳)とシニア部門(40歳以上)に年齢で分けられている。出場条件にはペアのどちらか一方がブエノスアイレス市出身もしくはブエノスアイレス市に2年以上の滞在している必要があるが、いずれも国籍、プロ・アマチュアは問われない。アダルト部門およびシニア部門のそれぞれの優勝カップルは市代表として、8月の世界大会サロン部門の決勝シード権が与えられる。また2〜5位のカップルにはそれぞれ準決勝のシード権が与えられる。

また、ワルツ部門、ミロンガ部門、ミロンゲーロ・デル・ムンド部門は18歳以上であることを条件に、プロ・アマチュアは問わず、国籍、居住地も問われない。ミロンゲーロ・デル・ムンド部門は、海外を含むブエノスアイレス市以外の都市に滞在する者のみ出場できる、いわゆる前述タンゴ・デ・ピスタ部門の外国人部門。昨年は本部門で、日本のクリスティアン&ナオ・カップルが見事優勝に輝いている。

市大会には、予選の1時間前から開始までの間に会場で身分証明書を提示するだけで出場できるので、世界大会の予行練習として出場するペアも多い様だが、世界各国のダンサーが参戦する世界大会とはまた緊張感が異なることだろう。

この期間中は市内のミロンガや文化施設が大会会場として使用されるため、“タンゴの8月”に向けて町中がタンゴモードに切り替わることだろう。市大会の決勝戦は、昨年のタンゴフェスティバルでもコンサート会場として大活用されたボカ地区の新会場ウシナ・デル・アルテで26日に行われる。tae

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昨年(2012年度)の市大会入賞者たち

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