故ネストル・キルチネル前大統領のドキュメンタリー映画が11月に一般公開

アルゼンチンの前大統領でクリスティーナ・フェルナンデス現大統領の夫の故ネストル・キルチネルのドキュメンタリー映画『Néstor Kirchner, la película(ネストル・キルチネル、映画)』がもうじき劇場公開となる。すでに120ヶ所以上の劇場での公開が決まっており、国営のプロダクションでハリウッド映画に匹敵する劇場数で公開されるのは異例のことで大きな話題を集めているようだ。

監督はパウラ・デ・ルーケ。昨年フアン・ペロンとその妻エビータの生涯を描いた映画『Juan y Eva(フアンとエバ)』を発表した人気女性監督だ。実は今回の映画化にあたって、他の映画監督が制作を手がけていたのだが、制作会社の「あまりにも政治色が強すぎる」という判断で監督を降板していたのだった。その話を聞いたルーケ監督が、前述の『Juan y Eva』の撮影期間中にもかかわらず急遽後を引き継ぐかたちで監督を引き受けたそうだ。
また、音楽監督はグスタボ・サンタオラージャが担当している。

劇場一般公開は11月22日。それに先駆けて「ペロニスタ活動家の日」でもある11月17日には、ブエノスアイレス最大級のスタジアム、ルナ・パークでの先行上映が決定している。

公式HPはないようで、Facebookページから情報がアップされているのでご興味のある方はどうぞ。日本公開があるかはわかりません……tae

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“Néstor Kirchner, la película”

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