建築家ニーマイヤーが入院

言わずとしれたブラジルを代表する建築家、オスカー・ニーマイヤーが今週リオデジャネイロの病院に入院した。現在容態は安定していると医師は話している。

 オスカー・ニーマイヤーは、1907年生まれのブラジル人で、当時首都であったリオデジャネイロに生まれた。1934年にリオデジャネイロ国立芸術大学建築学部を卒業し、35年からはルシオ・コスタとカルロス・レアンの設計事務所に勤めはじめた。そしてブラジルの新首都ブラジリア建設に大きく関わることとなり、その名を世界にとどろかせることとなった。その後軍政時代には亡命することともなり、激動の人生を送ってきている。そして2006年、なんと102歳で当時の秘書であった女性と再婚したのは、世界を驚かせるニュースだった。

 今のところ退院予定は定められていないようだが、今年5月にも肺炎で2週間ほど入院していたこともあり、年齢も年齢だけに心配だ。一日も早い退院を願う。(d)

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