収監中のフジモリ元大統領が謝罪の意を示す自画像を公開

人権侵害などの罪で禁固25年を言い渡され、現在服役中のアルベルト・フジモリ元ペルー大統領(74)。最近、健康状態が悪化しているとしてその長女であり政治家のケイコ・フジモリ氏が恩赦申請していたのは日本語のメディアでも伝えられていたのでご存知の方もいるかも知れない。

恩赦申請の結末は未だ見えていないが、そんな渦中、実はペルー本国でアルベルト・フジモリ氏に関するこんなスクープ報道があった。フジモリ氏が収監所で“謝罪の意”を示す自画像を描いた、というのである。その自画像がこれ。

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periodismo en lineaより引用)

自画像には、「最後までやりきれず、回避できずすまなかった。(2012年10月 A・フジモリ)」と自筆の文章が添えられている。これは、フジモリ氏の元側近で親交の深いカルロス・ラッフォ氏が、フジモリ派のテレビ局パナメリカーナ・テレビを通して公開したようである。また、同時にフジモリ氏の病床姿の写真も公開し、ラッフォ氏は自らのツイッターで「どんな言葉よりも意味のある写真だ」とつぶやいた。

しかし一方では、これらラッフォ氏の言動はすべてフジモリ氏の恩赦を促すメディア作動だと言われており、やせ細った写真を公開して同情をそそる目的であると指摘されている。

アンデスの民族衣装ポンチョに身を包みほほえむフジモリ元大統領に、恩赦の未来はやってくるのだろうか。tae

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