ウルグアイの名ドラマー、オスバルド・ファトルーソが逝去

南米を代表するウルグアイの名ドラマー、オスバルド・ファトルーソが7月29日に亡くなった。享年64歳、癌だった。

兄ウーゴ・ファトルーソとともに60年代にロックバンド「Los Shakers(ロス・シェイカーズ)」を結成。「南米のビートルズ」とも評されるほど中南米で人気を博す歴史的なバンドとなった。その後69年には兄ウーゴとともに米国に移住し、フュージョン・ジャズバンド「Opa(オーパ)」を結成し、ウルグアイのルーツ音楽であるカンドンベをベースにした独自の音楽を世界に広げることとなった。

近年はウルグアイに居住を戻し、兄ウーゴ、甥フランシスコと「Trío Fattoruso(トリオ・ファトルーソ)」名義で活躍していた。2008年には来日ツアーも行っている。

自身の活動だけでなく、ウルグアイやアルゼンチンの多くのアーティストのバックをつとめたり、アルバム作品のクレジットに彼の名が刻まれていることも多い。ウルグアイ音楽に多大な貢献を残したアーティストの一人だった。ご冥福をお祈りします。tae

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