アルヘンティーノ・ルナとの共作や共演でも知られる、アルゼンチン・フォルクローレの作曲家／ギタリストのアルベルト・メルロが、10日早朝に亡くなった。数年前からアルツハイマーを患っていたが、数日前に神経外科に搬送され危篤状態にあったようだ。81歳だった。
アルベルト・メルロはフォルクローレをベースに、アルゼンチン南部に広がるパンパの音楽を広めた第一人者で、50年以上に渡って国内で親しまれたきたアーティスト。「ラ・ブエルタ・デ・オブリガード」「クアンド・ラ・タルデ・アゴニサ」「ノチェ・イ・カミノ」など有名曲を生みだし、《カント・スール》というシリーズ・アルバムをアルヘンティーノ・ルナ、スーマ・パス、ビクトル・ベラスケスらと制作してきた。
昨年の3月にはフォルクローレ界の巨匠アルヘンティーノ・ルナの悲しい訃報が伝えられたばかり。（過去のニュースはこちら）ルナの後を追うようにして生涯の幕を閉じたアルベルト・メルロに哀悼の意を捧げたい。tae
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