カルロス・サウラ監督最新作はピカソの『ゲルニカ』がテーマ

『カルメン』『タンゴ』『フラメンコ』などを世に輩出してきた伝統芸術の映像表現の第一人者、スペインのカルロス・サウラ監督の次作は、スペインの近代画家パブロ・ピカソの代表作『ゲルニカ』の成り立ちを題材にした作品となるようだ。

主役パブロ・ピカソを演じるのはアントニオ・バンデラス。今回、アントニオ・バンデラス直々の希望により、助演女優に米国映画『恋におちたシェイクスピア』で主役を演じたグウィネス・パルトローの出演が決定。ピカソの愛人役ドラ・マールを演じる。写真家でもあったドラ・マールは、ピカソの作品のなかで肖像画としても登場し、ピカソの人生に大きな影響を及ぼしたとされる人物。

『33 días(33日間)』と題される本作のクランクインは今年の8〜9月の間に、ピカソの活動拠点であったパリとゲルニカ・ルモ市で行われる予定で、サウラ監督とバンデラスがタッグを組むのは1993年『!Dispara! (邦題:愛よりも非情)』以来、3度目となる。tae


カルロス・サウラ監督2011年発表作品『フラメンコ・フラメンコ』トレイラー

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