ビオレータ・パラの絵画が盗難疑惑

18日チリの歌手ビオレータ・パラの家族は、ビオレータの弟であるニカノール・パラの家からビオレータの絵画作品数点が姿を消していることに気付いた。

しかしその数点の絵画はその後、ビオレータ・パラの孫であるクリストバル・ウガルテの家にて発見された。

結局パラ一家の外へ持ち出された訳ではないのだが、一体だれがこのようなことをしたのだろうか。

ニカノールの息子であるフアン・デ・ディオス・パラによると、その兄弟のうちの一人カタリーナが、年老いたニカノールの家に置いておくのは安全ではないとし、どこかもっと安全な場所へ動かそうと決めたのだとか。

因みに歌手としての活動が最も有名なビオレータ・パラだが、造形美術アーティストとしても実は優れた功績を残している。絵画作品をチリで公開し評判を呼び、1964年にルーヴル美術館で作品が展示された初のラテンアメリカのアーティストとなった。
因みにこのお騒がせな数点の絵画はビオレータ自身がジュネーヴに残したもので、ビオレータの死後に家族の要望でチリへ戻された。

それにしても、当初は盗難と考えられ大騒ぎになった。それくらい大切なものの保管場所は家族にきちんと伝えておきましょうと一言言いたくなる。Sa

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