カジェ・トレセの遅刻をスサーナ・バカ大臣が叱責!

ペルーのスサーナ・バカ文化大臣が、先週末ペルー・リマで開かれたプエルトリコ出身レゲトングループ、Calle 13(カジェ・トレセ)のコンサートで、カジェ・トレセが5時間の遅刻をしたことに対し、本人たちに謝罪を求めていたことが分かった。今年7月、スサーナ・バカが現役の歌手から新文化大臣に大抜擢され、政治活動のかたわら歌手活動も継続すると宣言し、ますますその活躍に注目が集まっている。(以前のニュースはこちら

「無礼な行動ではありませんが、ステージ上ではその態度は改めるべきであり、謝罪するべきです」カジェ・トレセのシングル「Latinoamérica(ラテンアメリカ)」でも共演した仲ではあるが、文化大臣の立場からスサーナ・バカははっきりとこうコメントした。


(このPVにはスサーナ・バカが出演(3:15頃)。因みにその前に出演しているのはもう一人のゲスト、コロンビアのトトー・ラ・モンポシーナ)

3日、コンサート会場にはファン2万人が集まり、スサーナ・バカも駆けつけていた。なかなか姿を現さないカジェ・トレセに苛立ちはじめたファンはブーイング。予定時刻を5時間過ぎてようやくステージに現れたカジェ・トレセに、瓶や物体を投げつけ、投げつけられたキーホルダーが、通称“プレシデンテ”として知られる歌手レネ・ペレスの顔面に直撃するというアクシデントまで起こってしまった。

「このクソ音楽を止めさせてくれ。俺等は3日間もろくに寝てないんだ。俺はルイス・ミゲルでもないし、シャキーラでもない。ジャグジーにつかって羽を伸ばすことだってできなかったんだよ!」と逆ギレした“プレシデンテ”。仕舞いには「ここに残りたいヤツには感謝するよ。出て行きたいヤツはとっとと帰りやがれ」と暴言を吐いてコンサートを締めくくった。

現在、このカジェ・トレセの態度がペルー中で物議を醸しており、それに対してバカ大臣は「カジェ・トレセは、ファンのためにお詫びの無料コンサートを計画しているところです」と説明した。一方、問題の張本人レネ・ペレスは「遅刻は認めるが、(ペルーという)国も尊重しなければいけないから」と謝罪の無料コンサートに前向きの姿勢を示した。ペルーを代表する大歌手、スサーナ・バカからの直々のお叱りが効いたのか、問題は何とか解決しそうだ。tae

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