ピアニスト、ジェラルド・フラッチが病死

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 特に南部で絶大な支持を受けていたブラジル人ピアニスト、ジェラルド・フラッチが3日ポルトアレグレの病院で亡くなった。65歳だった。彼は癌で苦しんでいたそうだが、病院では亡くなったとの情報以外(詳しい病名など)は家族の意向で公表しない、とのこと。

 彼はジャズやボサノヴァのピアニストとして活動し、ナナ・カイミ、イヴァン・リンス、ヤマンドゥ・コスタなど、ブラジルを代表するミュージシャン達と共演を重ねてきた。また彼の楽曲はエリス・レジーナやエミリオ・サンチアゴらによって録音されていて、作曲者としても愛されてきた人物。最近ではサンパウロの実力派歌手、ヴィルジニア・ホーザとの息の合った共演を魅せたMPBカヴァー作品『VOZ E PIANO(声とピアノ)』を発表したばかりだった(ジャケ写:左写真)。月刊ラティーナ2011年1月号で紹介した本作の紹介文はこちらから。T

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