フアネス、世界平和の日に故郷メデジンで歌う

故郷コロンビアに平和が訪れるよう音楽やその他の活動を続けて、働きかけているフアネス。21日(火)、故郷メデジンで「世界平和の日」のフェスの一環として開催されたコンサート「ラ・コムナ13・デ・メデジン」に出演した。

コンサートのスローガンは、「武器のない人生はまったく別の物語(Sin armas la vida es otro cuento」。会場のサッカー・スタジアム「エル・サラード」には、約4,000人が訪れた。

フアネスは「メデジンはとても困難な状況にある。ここが抱えている問題は、われわれがストップをかけなければ、恐るべき早さで他の場所にも拡大していく。この問題を、みんなでよく考えるべきだ」とコメントした。

Son Batá, Peligroso y Eliteなど他のグループとこの日のステージを分かち合ったフアネスは、新曲「El Yerbatero」や大ヒット曲「A Dios Le Pido」を歌った。

Eliteのメンバーであるヘンリー・アルテアガは、このコンサートの最も重要な点は「この会場にいる全ての若者たちの声に耳を傾けること。フアネスのような有名人からスーパーの店員まで、全員が団結しなければいけない、そうしないと私たちの目標である〈平和〉には到底到達できない。今日はほんの小さな集まりにすぎないが、コロンビアや世界に、ラ・コムナ13は平和を求めていると訴えるチャンスだ」と語る。

「ラ・コムナ13」は、首都ボゴタから約250Kmに位置する、コロンビア第2の都市メデジンにあるスラムの一つだ。最近数ヶ月はマフィア(Pandilla)の抗争が続き、治安が悪化している。

地元警察の情報によると、対立するグループ間での小競り合いが絶えず、メデジンでの殺人事件の数が増加しているという。今年1月1日から8月29日までの殺人事件は1,430件に昇った。

フアネスのマネージャーのフェルナン・マルティネスは、「このコンサートは、普通に働いて暮らしていける、そして良心的な人々がここにいるという例を示した上で、価値のあるものだと思う」とコメントした。m

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