パラグアイ大統領、がん治療のため化学療法を開始

パラグアイ大統領、フェルナンド・ルゴ。リンパ性がん治療のため化学療法を開始して6日が経過したが、特に目立った症状は起こっていない。依然として予防のための治療は受けているが、職務にも全く支障なし、と火曜日に医師らが発表した。

ルゴ大統領は、先週リンパ腫診断のためブラジルで4日間入院し、サン・パウロで向こう6ヶ月間にわたる治療を開始した。
担当医師たちは、ルゴ大統領のがんは治療可能と診断、大統領は帰国し、治療を受けよみがえったよう、通常通り職務遂行に力を入れたいと語った。ルゴ大統領、5年の任期のうち、2年目が経過したところだ。

母国パラグアイでルゴ大統領の治療に当たる医師団は、化学療法を受けた後の2週間目が、患者にとって抵抗力が低下し、もっともデリケートな時期にあたるため、人前に出る活動は制限しなければならないと述べた。

週末には、ボリビアのエボ・モラレス大統領、ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領とともに、「ラス・アメリカス社会フォーラム・イン・アスンシオン」の閉会式に出席したルゴ大統領、他にもアスンシオン建立記念式典や大統領職2年目を祝う公式行事などにも出席し、活動的に過ごした。

化学療法は今後パラグアイとブラジルのサン・パウロで続けられるとのこと。
フェルナンド・アルミンド・ルゴ・メンデス(Fernando Armindo Lugo Méndez)は、サン・ペドロ教区の元司教でもあり、大統領選出馬のため、司教職を放棄。2008年8 月15日に大統領当選。パラグアイで、半世紀以上続いた右派政権にかわり、左派政権が成立することになった。m

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