グアテマラ、パカヤ火山の噴火とその後

先月末に大噴火したグアテマラ、パカヤ火山は付近の住民に甚大な被害を与えた。現在では噴火は小康状態であるものの、依然危険な状況にはかわりはなく、一帯は立ち入り禁止となっている。その一方で、流れ出る溶岩を見ようと危険を承知で火山に登るツーリストは後を絶たない。地元の観光組合管理者によると、多くのツーリストが現在も訪れているが、監視しているものはいなく簡単に通り抜けできる状態だという。ライセンスをもったガイドは仕事を出来ないので地元の住民が即席ガイドを大体US$1.25で引き受けているといい、週末だけでも2000人のツーリストが訪れたとのこと。

グアテマラ観光局の人間は「現在は山頂に至るしっかりした山道がなく、迷子になる可能性が極めて高いので単独で登ることはお勧めできない。来週には道などの改修が終わる可能性があるのでもう少し待ってほしい」と語る。観光収入に多くを頼るグアテマラでは火山は常に多くのツーリストが訪れる人気スポットであった。パカヤ火山は間近で溶岩の噴出の観察ができるスポットとして平日でも200〜300人の外国人観光客が訪れ、週末にもなれば1500人以上は訪れていたという。(i)

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