ラテンアメリカで火山の噴火相次ぐ

昨日、中米グアテマラのパカヤ火山が噴火したのに引き続き、南米エクアドルでも首都キトから南東130KMほどのトゥンガラウワ火山が噴火した。付近の住民で避難したのは2500人ほど、キトにも火山灰が到達しているという。グアヤキル、アンバート、サリナス、リオ・バンバの空港が閉鎖された。だが、いくつかの空港は29日土曜日に復旧される見通し。政府の発表によると事態は沈静化に向かっているとするが、依然として火山灰の噴出は続いており風向き次第では再び事態が悪化する可能性があるといしている。今のところ、死者や負傷者の報告はない。

一方で事態が深刻なのはグアテマラだ。昨日も噴火活動は活発で首都にもかなりの量の火山灰が到達し日常生活に支障をきたすレベルになっている。政府は火山周辺に非常事態宣言を発令し、依然として危険な状況だ。死者も地元メディアの発表によると2名出ていて、そのうち1人は地元メディアのクルーで取材中に火山からの噴火物が直撃し、死亡したとのこと。(i)

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