2月11日から開催される第60回ベルリン国際映画祭にブラジル関連3作品が出品されることが正式に発表になった。
1作品目はJoão Daniel Tikhomiroff監督の『Besouro』。これはバイーアの架空のカポエリスタが1920年代に奴隷制度に抵抗する、というストーリーで、パノラマ部門への出品。
2作品目はEsmir Filho監督の初長編映画『Os Famosos e os Duendes da Morte』。若者向けの「ジェネレーション・14プラス」部門への出品。この作品の原作はIsmael Caneppeleの同名小説で、ブラジル南部のドイツ人入植地の田舎町に暮らす、16歳のボブ・ディラン大好き少年がインターネットで世界の人々とコミュニケーションをとっていく、という内容。ブラジルでの公開は3月上旬の予定だ。
3作品目は英のルーシー・ウォーカー監督のドキュメンタリー映画『Waste Land』で、ブラジルの映画監督João Jardimが制作に参加、パノラマ部門に出品される。内容は、ブラジル生まれで今では国際的に有名なアーティストであるヴィック・ムニーズが、リオデジャネイロの埋立地でゴミ漁りをする人々とコラボレートして、人々の生活がいかに変わったかを検証する、というもの。