すでに日本でも一部のメディアで報道されたが、パラグアイの La Nacion紙をはじめ各紙が連日フェルナンド・ルゴ大統領の隠し子騒動をとりあげ、国中をあげての大きなスキャンダルとなっている。
これまでに名乗りを上げた子供の母親は3人。昨年、パラグアイ大統領選を制したルゴ氏は、 パラグアイ南部の農家に生まれたが聖職者を目指し、結婚を禁止しているカトリック教会の元司教となった。
貧富の格差是正をはかる中道左派路線を志向する大統領として庶民から大きな支持を得てきた。
大統領選に立候補するため05年にバチカンの許可が出る前に司教職を辞任していた。現在57歳で独身の身。
ルゴ大統領はこれまで、母親のビビアーナ・カリージョさん(26歳)が提訴したことを受け、1歳と11カ月になる男児の父親であることを認めている。
これで 騒動は収まったかとおもったら、こんどは別の女性ベニグナ・レギサモンさん(27歳)が、自分の6歳の息子の父親はルゴ大統領であると公表。
さらに3人目のダミアーナ・モランさん(39歳)が、自分の1歳4カ月の男児フアン・パブロは大統領との子であると明らかにした。
彼女はまた、大統領には合計6人の子供たちがいるはず、と公表し、さらに騒動がは拡大。
また、「私たち母親は別々に行動するのではなく、団結して大統領に父親であることをみとめさせなければならない。それ以外の何も望んではいません。」と、メディアのインタビューに答えている。
まだ、ビビアーナさんとの子しか認知していない大統領。今後の展開に国民の目は離れない。 s
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