バンデラス、サウラ、デ・オリヴェイラ、イベロアメリカ文化会議に参加!

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アントニオ・バンデラス、カルロス・サウラ、そして99歳になる映画監督、ポルトガルの巨匠マノエル・デ・オリベイラ(写真)ら著名ゲストが参加する第1回イベロアメリカ文化会議が、ラテンアメリカ地域における今後の映画界の発展をメイン・テーマに10月1日から4日土曜までメキシコ・シティーにて開催される。

文化会議の開始に先立って、スペイン文化大臣セサル・アントニオ・モリーナは、火曜に「イベロアメリカにおいて、未だかつてこの規模での文化会議は開催されたことがない」、「私たちは、スペイン語という一つの言語と文化のもとに、ひとつの道を目指し、来るグローバリゼーションの時代に我々独自の価値観を守るべきである。」
「団結した私たちに対抗しうる文化勢力は、アングロサクソンだけであるだろう。」 とスペイン言語文化圏の一体化を強調するようなコメントをしている。

開会式はメキシコ大統領フェリペ・カルデロン、ブルボン王家アストゥリアス(スペイン北部の自治州)王子フェリペと王女レティシア、それにラテンアメリカ・スペイン語圏22カ国の文化大臣によって執り行われる。

イベロアメリカから監督、俳優、女優、脚本家、プロデューサー、映画批評家…が集まり、議論を重ねる。
オーディオ・ビジュアル製品の地域内での販売拡大と世界市場への売り込みが2つのメイン・テーマで、観客数のこれまでにないほどの増加と反対にDVDやその他の再生メディアの普及に伴い、映画館への動員数は階を追うごとに減少しているという論点も盛り込まれている。

記念すべき第1回大会では『リスボン物語』『世界の始まりへの旅』『家路』など名作で知られるポルトガルの99歳の現役映画監督マノエル・デ・オリヴェイラと『アンダルシアの犬』『忘れられた人々』などで知られるスペインの亡きルイス・ブニュエルへのオマージュともなっており、会議開催中には計137本の映画も上映される予定だ。

イベロアメリカ文化会議は今後、2009年にはブラジルで、2010年にはコロンビアでの開催が叫ばれている。m

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