サンフォネイロのゼー・ゴンザーガ、逝去!

サンフォネイロのゼー・ゴンザーガ、逝去! 

 ルイズ・ゴンザーガ・ファミリー最後の男性で、サンフォネイロ(アコーディオン奏者)&作曲家のゼー・ゴンザーガが4月13日、リオデジャネイロで亡くなった。享年81歳。今年の1月に自ら公表していた心不全が悪化、病院に運び込まれる途中で息を引き取った。これでファミリーにはジェニ、フランシスカ、モニスの女性3名を残すのみとなった。  “快活の王様”の異名を持っていたゼー・ゴンザーガ。ドミンギーニョスのボーカル兼作曲家としてよく知られ、兄弟の中で一番アコーディオンが達者、ノルデスチ音楽界の重要サンフォネイロの一人として人気があった。主なヒット作にフォホーの古典曲「Carolina」や「Baile das Tartarugas」「Viva o Rei」などがある。常にベルトの中におもちゃの拳銃を差し込み、カウボーイの帽子やセルタネージャ(田舎者)の帽子を被っていた彼の一風変わった出で立ち。その姿も、もう二度と眼にすることが出来なくなってしまった。
(4/15/2002、リオデジャネイロ)

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