ジャズドラマー、クラウディオ・スロン死去

ジャズドラマー、クラウディオ・スロン死去

 アルゼンチン生まれのジャズドラマー、クラウディオ・スロンが4月16日、コロラド州デンバーにて病死。享年58歳だった。クラウディオ・スロンはリオデジャネイロでミュージシャンとしての形成期を送った後、67年にニューヨークへ渡る。ニューヨークでドラマーとしての才覚を現し、多数の録音や著名なアーティストとの共演を果たした。『シナトラ&カンパニー』の録音に参加し、トム・ジョビンと共演。また『トゥード・ベン』の録音ではギタリスト、ジョー・パスとも共演している。セルジオ・メンデスのドラマーを9年間務めた他、ドリ・カイミのグループで、母国アルゼンチンでの公演も行っている。  最近では、ヴァルタン・ジャズ・レーベルに所属。また、ジョアン・ドナートも所属するエレファンツ・レコードのドラマーとしても活躍、エドゥ・ロボやエルメート・パスコアール、アイアート・モレイラなどとも共演した。彼の死はジャズを愛するものにとって悲しいニュースとなった。
(4/20/2002、ブエノスアイレス)

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