ペルーの新文化大臣スサーナ・バカが、「歌わないと死んでしまう」と公務と同時進行で歌手活動も続けていく意向を発表したのは前回のニュースの通りだが、大臣就任から約2ヶ月後の今月27日、スサーナ・バカ大臣は今後数ヶ月の海外公演を自粛すると発表した。歌手であるスサーナ・バカの大臣任命については、任命当時から賛否両論が続いていたが、ここ最近はスサーナ大臣の大臣室への不在が続いていたことから、非難の声が特に広がっていた。
「もうペルーからは出ません。でもオフの時間を利用して歌い続けようと思っているわ」とスサーナ大臣。今後数ヶ月間にブッキングされていた海外公演はすべてキャンセルしたという。
しかしスサーナ大臣は、海外公演を一時中止する決断はしたが、ペルー国内において週末公演は続けていくとのこと。「いままで公演した中で、歌っているアーティストが大臣だなんて気にしている人はいない。だって、私はきちんと歌って、ペルーにアフロペルー音楽のステージを作り上げているから」
『歌手』と『文化大臣』。ペルー政府にとっては世界から注目を集める革新的な任命となったわけだが、この二つの肩書きをスサーナ・バカはうまくこなしていけるだろうか。任命から2ヶ月、オジャンタ新政権からの期待ものしかかる。tae