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Calle 13、新譜に先駆けシングルをネットで無料先行配信中

2010年7月31日 土曜日

プエルトリコのレゲトン・デュオ「Calle 13」、10月に発表予定の新譜『ラ・ボンバ(La Bomba)』に先駆けて、その中に収録予定の1曲「カルマ・プエブロ(Calma Pueblo)」が、今月から Calle 13 のHPから無料配信されている。

Calle 13 のメンバー=レシデンテ(レネー・ペレス)とビシタンテ(ホセ・カブラ)の新譜は、ラテン音楽を引き続き追究しつつも、エクスペリメンタルな要素を強めたものとなるそうだ。

無料配信中の「カルマ・プエブロ(Calma Pueblo)」では、プログレッシヴ・ロックのマーズ・ヴォルタ(The Mars Volta)と競演。Rage Against The Machine 風のサイケデリックなリフとギターに、レネー・ペレスが繰り出す現代社会批判の強いメッセージを持つポエトリー・リーディング風なラップが印象的な仕上がりだ。

すでに、これまでにアルバムを3作リリース(『Calle 13 álbum』『Residente o Visitante』『Los de atrá vienen conmigo』)、ラテングラミーでは受賞10回、グラミーでは2回と輝かしい成功を手に入れた二人が、新作で目指すのは?

キューバでのコンサート開催、ルべーン・ブラデスとの競演、過激な歌詞で話題を提供した楽曲「Querido FBI」のヒットなど、何をやらかすかわからないところがこのユニットの魅力。m

「カルマ・プエブロ(Calma Pueblo)」ダウンロードはこちらから

元祖レゲトン☆ダディー・ヤンキー新譜発売!

2010年4月26日 月曜日

「ガソリーナ」で、日本でも一世を風靡した元祖レゲトンのダディー・ヤンキー。今月27日に新譜『ムンディアル(Mundial)』を発売する。

Sony Musicの発表によると、開催を目前に控えた2010年サッカーW杯南アフリカ大会を意識したアルバム・タイトルだそう。

発売日当日にプエルトリコの首都サン・フアンで行われるイベントは、Sony Musicを通じて、ラテンアメリカ各国へ配信される予定。同時にファンは電話を通じて直接イベント会場にいるダディー・ヤンキーと話が出来る!とのこと。

アルバムの収録作「グリート・ムンディアル」のPVは、リオデジャネイロ、ブエノスアイレスで撮影され、ダディー・ヤンキーがリオのゴージャスなダンサーとストリートで踊り、ブエノスアイレスではボカ・スタジアムでサッカー・ファンと歌っているという内容。
この撮影地を選んだのもサッカーを意識してと思われる。

ダディー・ヤンキー(本名ラモン・ルイス・アヤラ)も実はすでに33歳。快進撃を始めた90年代から数えて、セールスは800万枚以上。Billboard誌では、この10年間を代表するアーバン・ミュージック・アーティストと掲載されている。
流行り廃りの激しい日本では、一時期のレゲトン・ブーム以降、あまり盛り上がりはないが、新作で復帰なるか?! m

ビルボード式典ライヴ、プエルトリコで開催

2010年4月9日 金曜日

4月29日、フアン・ルイス・ゲーラ、カミラ、タリア、ティト・“エル・バンビーノ”、ホアン・セバスティアン、ピットブル&ダビッド・ビスバルを筆頭とする有名ラテンアーティストが、プエルトリコで開催されるビルボード・ラテンミュージック賞の授与式典に合わせてライヴを行うと発表された。式典はテレムンド・チャンネルで生中継される。

同賞の受賞は二回目となるフアン・ルイス・ゲーラは、最新シングル「バチャータ・エン・フクオカ」を封切る予定。メキシコのバンド、カミラは自身のヒット作「ミエンテス」を演奏予定。こちらはビルボード・ラテンソング10賞にチャートされている。また、同国出身のタリアはライヴで「ビッグなサプライズを用意している」そう。ティト・“エル・バンビーノ”は最新のヒットアルバム「エル・パトロン」を演奏予定。

プエルトリコのサン・フアンで26日から29日まで開かれる、第21回ビルボード・ラテンミュージック会議の一環として行われるこの式典ライヴ。現時点で最も傑出したラテンアーティストと産業界の重役が集まり、パネルディスカッション、生演奏、レセプションが行われる。そして29日の式典ライヴで最高潮を迎える。その他今年は、バチャータ、アベントゥーラへの質疑応答、サルサ歌手のマーク・アンソニーへのインタビューも行われる予定。tae

ビルボード・ラテンミュージック賞のリンクはこちら

リッキー・マーティン、同性愛者であることを告白

2010年3月31日 水曜日

 プエルトリコ出身の歌手、リッキー・マーティンが同性愛者であることを自身のサイト(rickymartin.com)で告白した。長年噂とはなっていたものの、本人が認めたのは初めてのことだ。

 ラテン・ポップ・シンガーとして主にスペイン語で録音やパフォーマンスを行っているリッキー・マーティンだが、そのファンはスペイン語圏だけにとどまらずアメリカなどの英語圏を含む世界中にファンがいる。38歳のマーティンは彼の思い出を書き綴った本の作成を数ヶ月前に始めたときに、自身のセクシャリティを告白する決断をしたとしている。

 1984年にプエルトリコのアイドルグループ、メヌードの追加メンバーとしてデビュー。1999年にリリースした『リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ』がビッグヒットとなり全米デビュー。同年にリリースされたアルバム『Ricky Martin Here I Am』は全世界で1700万枚以上、日本でも100万枚以上売り上げた。(d)

南アフリカへの「世界の叫び」

2009年11月12日 木曜日

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プエルトリコ出身のレゲトン・シンガーであるダディー・ヤンキーは、彼の新曲を、歌から賛歌へと変化させ、2010年に南アフリカで開かれるワールドカップのテーマである“民族の団結”を実現したいという大きな願望を持っている。

ダディー・ヤンキーは、「Grito Mundial」のメロディーは喜びを表現し、また主に、団結と寛容というメッセージを持っている、と説明した。
さらに彼は、この新曲が2010年に南アフリカで開かれるサッカー、ワールドカップのテーマ曲の候補になっていることを明かした。(12日現在、「Grito Mundial」が2010年ワールドカップのオフィシャルソングになった模様)
この「Grito Mundial」は、2010年発売予定のダディー・ヤンキーの新アルバム、『Daddy Yankee Mundial』に収録される予定だ。(K)
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ヒルベルト氏:自分の起源であるプエルトリコとベネズエラで歌う

2009年10月26日 月曜日

Gilberto+Santa+Rosa

『サルサの紳士』と呼ばれる、プエルトリコ出身のサルサシンガー、ヒルベルト・サンタ・ロサ氏は挑戦なしでは満足できないようだ。彼自身も3つのノミネーションを受けている、年に一度行われるラテングラミー賞授与式でのパフォーマンスだけでなく、彼はプエルトリコとベネズエラでコンサートを行い、ファンが彼に与える一体感をまた体験したいと思っているようだ。

サンタ・ロサ氏はファンのことを忘れたわけではないが、2年前に開催したいくつかのコンサート以降、プエルトリコには行っていない。そのため、またプエルトリコへ行き、彼のファンのために100%専心したいと思っている。

同じように、プエルトリコのサンフアンでのコンサートの後は、彼のキャリアの中で最も意義のあるステージのひとつとなった、ベネズエラのファンとの再会を望んでいる。

しかしこのふたつのコンサートを実現させる前に、サンタ・ロサ氏は今年で10回目となるラテングラミー賞授与式でのパフォーマンスに向けて準備をしなければいけない。サンタ・ロサ氏はこのラテングラミー賞で、「レコード・オブ・ザ・イヤー」「ベスト・サルサ・アルバム」「ベスト・トラディショナル・トロピカル・アルバム」の3部門にノミネートされている。 (K)

ヒルベルト氏:自分の起源であるプエルトリコとベネズエラで歌う

2009年10月26日 月曜日

Gilberto+Santa+Rosa

『サルサの紳士』と呼ばれる、プエルトリコ出身のサルサシンガー、ヒルベルト・サンタ・ロサ氏は挑戦なしでは満足できないようだ。彼自身も3つのノミネーションを受けている、年に一度行われるラテングラミー賞授与式でのパフォーマンスだけでなく、彼はプエルトリコとベネズエラでコンサートを行い、ファンが彼に与える一体感をまた体験したいと思っているようだ。

サンタ・ロサ氏はファンのことを忘れたわけではないが、2年前に開催したいくつかのコンサート以降、プエルトリコには行っていない。そのため、またプエルトリコへ行き、彼のファンのために100%専心したいと思っている。

同じように、プエルトリコのサンフアンでのコンサートの後は、彼のキャリアの中で最も意義のあるステージのひとつとなった、ベネズエラのファンとの再会を望んでいる。

しかしこのふたつのコンサートを実現させる前に、サンタ・ロサ氏は今年で10回目となるラテングラミー賞授与式でのパフォーマンスに向けて準備をしなければいけない。サンタ・ロサ氏はこのラテングラミー賞で、「レコード・オブ・ザ・イヤー」「ベスト・サルサ・アルバム」「ベスト・トラディショナル・トロピカル・アルバム」の3部門にノミネートされている。 (K)

プエルトリコ”サルサの日”

2009年3月26日 木曜日

26th.dia.nacional.jpg

プエルトリコでは毎年3月にサルサの大コンサート“サルサの祝日(Dia Nacional de la Salsa)”が開かれる。第26回目を迎える今年は、3月29日に開催され、商業的というよりも“精神的”なイベントにするという目的のもと、「素晴らしい功績を残してきたにも関わらず、今まで知名度が得られなかった音楽家たちへのオマージュ」というテーマで開催される。

プエルトリコでは法律で国民の祝日に定められている“サルサの日”。ステージは毎年サルサに貢献のあったミュージシャンを讃える場となる。今年のテーマのもとステージで讃えられるのはまず、15年間このイベントのためのバンドを率いてきた演奏家・アレンジャー・ディレクター・プロデューサーであるルイス・ガルシア。

ガルシアはその40年間の経歴の中で、約2,000曲のアレンジを担当。ルベーン・ブラデス、リッチー・レイ、ヒルベルト・サンタ・ローサ、チェオ・フェリシアーノ、ファニア・オール・スターズなど数々の大物アーティストのアレンジを担当してきた。

今イベントの創設者でありオーガナイザーであるペドロ・アロージョは「ルイスこそ、このオマージュを受け取るに相応しい人物。」とAP通信にコメントしている。

他にも偉大な作曲家である、カタリーノ・”ティテ”・クレー・アロンソとラファエル・コルティッホの2名も、今回名指しであげられた人物だ。

「今年の”サルサの日”はより精神的で感傷的な日になるだろう……ティテの音楽がようやく自由に演奏できるようになったことを祝おう。14年間も彼の音楽はラジオでも、公のイベントでも演奏することさえ出来なかった。」とアロージョは今”サルサの日”について語った。

プエルトリコでは、最近ようやく裁判で、ラテンアメリカ・ミュージック著作権協会(ACEMLA:Asociación de Compocitores y Editores de Música Latina)が握っているとされていたティテの作品約600曲の権利が、正式に否決されたばかり。この結果彼の曲のラジオ放送、演奏が自由にできるようになったのだ。

あるラジオ放送曲のディレクターは「日曜日に人々は長い間聴くことの出来なかった曲を初めて聴くことが出来るようになる。ラファエル・コルティッホの曲も同様だ。彼の曲も新しい世代の人はほとんど聴いたことがないだろう。」と述べた。

ガルシアが率いる”サルサの日”のオーケストラの演奏に加えて、アダルベルト・サンティアゴ、イスマエル・ミランダ、チェオ・フェリシアーノ、アンディ・モンタニェスらの豪華歌手が彼らのレパートリーを歌う予定だ。

主催者側はHato ReyのHiram Bithornスタジオに今年は約30,000人が集まるだろうと見ている。m

プエルトリコ”サルサの日”

2009年3月26日 木曜日

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プエルトリコでは毎年3月にサルサの大コンサート“サルサの祝日(Dia Nacional de la Salsa)”が開かれる。第26回目を迎える今年は、3月29日に開催され、商業的というよりも“精神的”なイベントにするという目的のもと、「素晴らしい功績を残してきたにも関わらず、今まで知名度が得られなかった音楽家たちへのオマージュ」というテーマで開催される。

プエルトリコでは法律で国民の祝日に定められている“サルサの日”。ステージは毎年サルサに貢献のあったミュージシャンを讃える場となる。今年のテーマのもとステージで讃えられるのはまず、15年間このイベントのためのバンドを率いてきた演奏家・アレンジャー・ディレクター・プロデューサーであるルイス・ガルシア。

ガルシアはその40年間の経歴の中で、約2,000曲のアレンジを担当。ルベーン・ブラデス、リッチー・レイ、ヒルベルト・サンタ・ローサ、チェオ・フェリシアーノ、ファニア・オール・スターズなど数々の大物アーティストのアレンジを担当してきた。

今イベントの創設者でありオーガナイザーであるペドロ・アロージョは「ルイスこそ、このオマージュを受け取るに相応しい人物。」とAP通信にコメントしている。

他にも偉大な作曲家である、カタリーノ・”ティテ”・クレー・アロンソとラファエル・コルティッホの2名も、今回名指しであげられた人物だ。

「今年の”サルサの日”はより精神的で感傷的な日になるだろう……ティテの音楽がようやく自由に演奏できるようになったことを祝おう。14年間も彼の音楽はラジオでも、公のイベントでも演奏することさえ出来なかった。」とアロージョは今”サルサの日”について語った。

プエルトリコでは、最近ようやく裁判で、ラテンアメリカ・ミュージック著作権協会(ACEMLA:Asociación de Compocitores y Editores de Música Latina)が握っているとされていたティテの作品約600曲の権利が、正式に否決されたばかり。この結果彼の曲のラジオ放送、演奏が自由にできるようになったのだ。

あるラジオ放送曲のディレクターは「日曜日に人々は長い間聴くことの出来なかった曲を初めて聴くことが出来るようになる。ラファエル・コルティッホの曲も同様だ。彼の曲も新しい世代の人はほとんど聴いたことがないだろう。」と述べた。

ガルシアが率いる”サルサの日”のオーケストラの演奏に加えて、アダルベルト・サンティアゴ、イスマエル・ミランダ、チェオ・フェリシアーノ、アンディ・モンタニェスらの豪華歌手が彼らのレパートリーを歌う予定だ。

主催者側はHato ReyのHiram Bithornスタジオに今年は約30,000人が集まるだろうと見ている。m

ウィリー・コロン、無事退院!

2009年3月19日 木曜日

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先日、トピックスでお伝えしたウィリー・コロン緊急入院のニュース
ペルー公演に出発する直前に痛みを訴え、胆結石で緊急入院したウィリーが、ニューヨークの病院から無事退院したと19日報じられた。関係者の発表によると、現在は自宅で療養中とのこと。

キャンセルとなった3月12日のペルー・リマ公演では、モヌメンタル・スタジアムでマーク・アンソニーとともにスペシャル・ライヴ “サルサ・デ・ペリクラ(映画のサルサ)” に出演する予定だった。

コロンは「鋭い痛みが体にはしり、やむなく入院することにした。無理にペルー行きを決行すれば、わたしの命に関わるだろうと医者が忠告したので今回はキャンセルにした。」とコメント。
しかし、体調が整い次第ペルーでのコンサートを何らかのかたちで行うと約束した。

『エル・グラン・バロン』『イディリオ』などのヒットを世に送り出してきたサルサの王様は、昨年末には、1967年にリリースしたファースト・アルバム『El Malo』を意識した自身のソロ37作目となる最新作『El Malo Vol.II:Prisioneros del mambo』をリリースしたばかり。今後ますます活躍する姿を見られるよう、体調が良くなりますように。m