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フェロ・サンタナ、ビデオ撮影中に死亡

2012年1月11日 水曜日

 若きコロンビア人ラッパーのフェロ・サンタナ、本名アンドレス・フェリペ・サンタマリア・ロドリゲスがビデオ撮影中に亡くなった。27歳だった。ヒップホップグループ、サングレ・ラティーナ46の一員としてフェロ・サンタナやMCフェロ名義で音楽活動を行っていた。

 フェロはボゴタ市内のメンバーの自宅にて、グループ全員で撮影を行っている最中に、銃弾を胸部に受け死亡した模様。

 メンバーによるとフェロの胸に銃弾が当たるまでは何の問題もなく撮影は順調に進んでいたとのこと。フェロは急遽病院へ搬送されたが間もなく死亡。

 警察は被害者とともに撮影を行っていたメンバーを勾留しており、武器の出所などを調べていると述べている。Sa

トリオ・モラレス・ピノのメンバー、ディエゴ・エストラーダ・モントーヤ亡くなる

2011年12月10日 土曜日

 コロンビアのトリオ・モラレス・ピノのメンバーで、コロンビアの伝統楽器バンドーラ(マンドリンに似た楽器)奏者のディエゴ・エストラーダ・モントーヤが、長期にわたる闘病の後、現地時間で9日に同国の都市カリにて息をひきとった。75歳だった。

 幼い頃よりミゲル・バルボサ、エフライン・オロスコ、アルバロ・ロメロ等のアーティストたちと演奏を経験してきたエストラーダは1961年にアルバロ・ロメロ率いるトリオ・モラレス・ピノに加入。同じくメンバーのペレグリーノ・ガリンドと共に沢山のレコードを残した。

 コロンビアで開催されるアンデス音楽のフェスティバル、モノ・ヌニェスにて最優秀バンドーラ奏者の賞を闘病中であった近年でも毎年受賞するなどと、国民から永く愛される音楽家であった。Sa

クラシック音楽とクンビアの融合プエルト・シンフォニコ、3年ぶりに実現!

2011年9月29日 木曜日

今週土曜にボゴタフィルハーモニー管弦楽団とクンビアのグループ、プエルト・カンデラリアが共にコンサートを行うことを各々の公式ホームページで明らかにした。
その名もプエルト・シンフォニコ。
3年ぶりの共演で、それぞれのファンから期待の声があがっている。
開催はコロンビア国立大学内のホールにて。

プエルト・カンデラリアは、アンダーグラウンド・クンビアとジャズをミックスさせジャズ・コロンビアーノなるスタイルを創り上げているグループで、ジャズ界やワールドミュージック界のマーケットへのコロンビア進出を意識し活動をしている。
一方でボゴタフィルハーモニー管弦楽団は、国内外問わず活躍している1967年創立の国立管弦楽団。クンビアの他にもジャズ、ロック、ヒップホップとの融合を試みたステージを手がけるなど活動範囲の広さがうかがえる。

このコンサートは、ポップミュージックとクラシックミュージックがかけ離れたものであるというイメージをなくす目的で開催されるようだ。Sa




三年前の共演時のコンサート動画はこちら。


コロンビア映画『El Páramo』ハリウッドそして世界各国へ

2011年8月26日 金曜日

コロンビアの戦争ホラー映画、ハイメ・オソリオ監督の『El Páramo』がハリウッドの、そして『コレラの時代の愛』(2007年、米)のスコット・ラステティ監督の関心を引いたようだ。 スコット・ラススティ監督はこの映画の米国での上演権を取得した。

当初、この映画のプロデューサー、フェデリコ・ドゥランとスティーブン・グリサレスの間で意見の相違があったようだが、最終的にニュー・ライン・シネマやフォックスなどの配給会社と契約のあるラステティ監督に決まった。

ラステティ監督はこの映画の一ファンで、「『El Páramo』を作るのは大仕事だったと思う。ものすごくぞっとする映画だ。(中略)コロンビアを訪れてみたい。この映画の舞台になった土地は独特だと思う」と語る。

標高4,300メートルの活火山ネバド・デル・ルイスにある本物の軍事基地を使い本作は撮影された。 『El Páramo』は山岳部の特殊部隊のストーリー。
数日前に山奥の基地との通信が途絶えた。ゲリラの襲撃を受けたものと考えられ、9人の軍人が派遣される。基地へ到着すると生存者はたった一人。



今後、世界各国で公開を予定されている本作は日本でも公開の予定がある。Sa

ジョー・アロージョの葬儀に1万5千人が参列

2011年7月28日 木曜日

26日に他界した、コロンビア・サルサの国民的歌手ジョー・アロージョの葬儀がバランキージャで行われた。葬儀には地元の友人や親戚、俳優、新聞記者らが駆けつけ、約1万5千人の参列者で溢れかえった。
→過去のニュースはこちら

葬儀では始終ジョーの楽曲が流され、棺の前にはジョーの妻子をはじめ別れを告げに多くのファンが集った。葬列を遮るほどの群衆がジョーの棺を囲み、悲しみで声を詰まらせて号泣するファンの姿が見受けられた。

また、埋葬中にはコロンビア政府からの挨拶文が読み上げられた。「絶えることのない創造力で数々の楽曲を生みだし、国の音楽遺産に多大なる貢献をはかった。そしてそれらの楽曲は多くの人々に親しまれてきたのだ。」

56歳という若さでこの世を去ったジョー・アロージョ(本名:アルバロ・ホセ・アロージョ)。先月27日にバランキージャ市内の病院に入院しており、そのころから人工呼吸器を装着しつつ透析治療を受けていた。そして26日、心不全が原因で帰らぬ人となってしまった。tae

アドリアナ・バレーラ「アルゼンチン人よりもコロンビア人のほうが上手」

2011年7月27日 水曜日

 ボゴタ滞在中のタンゴ界での象徴的な人物であるアルゼンチン人歌手アドリアナ・バレーラは、コロンビア人の方がアルゼンチン人よりもタンゴダンスが上手だとコメントした。さらに、「今コロンビアのダンサー達はアルゼンチンのダンサー達と対等に競い合っていて、そのことはラテンアメリカで行われる数多くの舞台を観ているあなたたちの間では周知の事実でしょう」と述べた。

 彼女は、ホルヘ・エリエセル・ガイタン劇場で行われ今月24日に終了した『ガイタンゴ』という舞台に参加するためにコロンビア入りした。『ガイタンゴ』はミュージカルとダンスのショーで、タンゴというジャンルが持つ伝統と新しさ、そして多様さを見せようというものだ。

 「コロンビアが大好きだからボゴタへまた戻ってくることは私にとって一種のお祭り。バンドネオンやギター、ピアノと一緒に素晴らしい曲目を披露しに、お客さんたちへのメッセージを込めた歌を用意して来たの」とコメントする彼女は1994年にプロデューサーのクインシー・ジョーンズによって、マイアミで行われた『コンサート・オブ・アメリカス』でアルゼンチン代表として選ばれた。

 アルゼンチン代表格のタンゴ歌手はどうやらコロンビアがお気に入りのようだ。Sa

サルサ名歌手ジョー・アロージョが56歳で逝去

2011年7月27日 水曜日

26日、コロンビア・サルサの名歌手ジョー・アロージョがバランキージャ市内の病院で逝去した。コロンビアのカリブ圏音楽を縦横無尽に操る名ボーカリスト/作曲家であり、コロンビアでは一般のファンだけでなく様々なアーティストにも慕われていた。56歳という若さだった。

「音楽界にとって悲しい日となってしまった(…)わたしたちに最高の歓びを与えてくれてありがとう!ジョー・アロージョ万歳!」歌手フアネスはツイッターでそうコメントを残した。フアネスはかつてジョー・アロージョのヒット曲「ラ・ノーチェ」をカバーしており、ジョー・アロージョ本人とも共演したことがあった。

また、ウィリー・コロンは「ジョー・アロージョの家族、そして偉大なアーティストを失ってしまったコロンビア国民に心からお見舞い申し上げたい。彼はわたしたちに素晴らしいものを残してくれた。彼の声は生き続けるだろう。」とコメントした。

ジョー・アロージョは8歳で歌手の世界に入り、その後さまざまなグループで活躍。ヒット曲は「ラ・レベリオン」「エル・カミナンテ」「エル・アウセンテ」「タニア」などをはじめ、150曲もの楽曲を手がけてきた。

「偉大な歌手、作曲家であったジョーは世界の音楽界に並外れた才能を放った。彼の死は何とも置き換えることもできないだろう。」とラテン・グラミー賞のトップ、ガブリエル・アバロア。ガブリエル氏は、ラテン・グラミー賞とは別に毎年優れたミュージシャンに贈られる賞、エル・プレミオ・ア・ラ・エクセレンシア・ムシカル(優秀音楽賞)に今年はジョー・アロージョが選ばれていたことも公表した。尚、ジョーの他には、ブラジルのガル・コスタ、プエルトリコのホセ・フェリシアーノ、メキシコのアレックス・ローラ、ウルグアイのルベン・ラダが選ばれている。「今日、そしてラテン・グラミー賞の授賞式が予定されている11月9日には、ジョーを偲んで彼の音楽で盛大に追悼しよう」とアバロア氏は締めくくった。

コロンビアは今月20日に201回目の独立記念日を迎えたばかり。その直後に大変悲しいニュースとなってしまった。合掌。tae

コロンビア国憲法に『飢えに苦しまない』権利

2011年7月25日 月曜日

『飢えに苦しまない権利』

こんな新たな基本的人権がコロンビアで誕生するかもしれない。23日、国民憲法の改正プロジェクトを掲げる下院議員のアルバ・ルス・ピニージャ氏はコロンビア政治憲法の第65条に『飢えに苦しまない』権利を付け加えるように求める議案を提出したことが発表された。議案には「全ての人間には飢えに苦しまないための基本的人権が備わっている。国家は国民がよりよい生活水準に達するために、生活サイクルに欠かすことの出来ない食の行使権、アクセス権、資格を保障する」と記述されている。

ピニージャ氏はコロンビアの生活状況に対し「この国で飢えの問題が社会問題として取り上げられることは数少ない。また、人間として栄養を摂取するのが基本的人権だと要求されることもあまりないのが現状だ」

また、ピシーニャ氏はユニセフが調査したデータを取り上げ、コロンビアでは年間5,000人の子どもが栄養失調を原因とする病で命を絶っていることも付け加え、コロンビアの貧困事情に警鐘を鳴らした。貧困に対して前向きに立ち向かう姿勢を応援したい反面、『飢えに苦しまない』という当たり前のことが基本的人権に掲げられてしまうコロンビアの現状には胸を痛ませずにはいられない。tae

サントス大統領が感謝 洪水被害に義援金1億1000万ドル

2011年6月24日 金曜日


Colombia sigue bajo lluvia 投稿者 afpespagnol

昨年、コロンビア全土を襲い460人以上の死者と大量の瓦礫を残した大洪水。国内外から集められた義援金と毛布、生活用品、食事、衣服、などの支援物資が総額1億1000万ドル相当に上ったことが報告され、コロンビアのフアン・マヌエル・サントス大統領は感謝の意を表した。

サントス大統領は「被害を被ったコロンビア国民に代わって申し上げたい。ムチャス・グラシアス(どうもありがとう)!呼びかけに応えてくれた方、募金してくれた方、“コロンビア・ウマニタリア(コロンビア人道支援機関)”に支援物資を送ってくれた方、皆にお礼を申し上げたい。」と述べ、支援を受けた海外の機関・団体に対してもお礼を述べた。また今後、気候変動に対応した政策を推進することを明らかにした。

「ラ・ニーニャ現象」の影響で、コロンビアでは昨年4月から1年以上に渡って洪水被害が相次ぎ、死者460人、被害者数は3,600万人にも上る。1,200万ヘクタールにも及ぶ農耕地が浸水、その他にも道路、橋、水路、学校、公共建設物など多くが崩壊した。また、家畜数千頭、家禽50万羽が溺死したと被害の大きかった地方当局は報告している。tae

フアネスが3〜4年の音楽活動休止を発表

2011年5月26日 木曜日

コロンビアの貴公子フアネスが、3〜4年の活動休止を発表した。フアネスは自らのツイッターを通じて、家族との時間に専念し「考える時期」を持ちたいと報告。

「もちろん、音楽界からは引退しないよ。それは絶対ない」とフアネスは強調する。「ただ、家族のためにも自分の時間のためにも、ちょっとした “ストップ” をかけたかっただけさ。」

フアネスの芸能事務所は、フアネスが3〜4年の活動休止をすることと、今後予定されている少なくとも60公演をキャンセルすると会見した。また、フアネスは現在意気消沈しており、「個人的な問題」を抱えているとも付け加えた。以前から決定していたスペイン公演が7月に控えているが、それはどうしてもキャンセルが出来ないため出演するが、音楽活動を実質的にストップするのは6月からだとしている。

芸能事務所の担当者は「フアネスは落ち込んでいる。最新作はすばらしいプロデューサーと作ったけれど、成功しなかった。そのことも影響している」とコメント。フアネス・ファンには衝撃的なニュースだ。tae