キューバのトロバドール、パブロ・ミラネスが8月27日に初めてキューバの亡命者の拠点地マイアミで公演を行い(以前のニュース)、その際にキューバ政府が演奏曲の制限を行ったとして噂されていたが、1日、パブロ・ミラネス本人はその事実を否定した。
「海外プレスによって流布しているこのニュースは完全なる誤報だ。キューバ政府は私に対して検閲などしていない」とパブロ・ミラネスはウェブ版リブレ紙でコメントし、キューバ政府はパブロ・ミラネス個人の言論に「絶対なる尊重」を与えているとした。
現在、公演のためにドミニカ共和国に滞在しているパブロ・ミラネスは、先月29日に予定されていた記者会見に欠席し、国内で大きく非難されていることに対しては、「私は糖尿病を患っている。その日は朝9時からドミニカ行きの準備をしていて、ドミニカのホテルに到着するときには疲れ果てていて、とてもじゃないけど(記者会見に)臨めるような体調ではなかった」とコメントした。
個人の言論と表現の自由をとなえて、満を持してマイアミ公演を実現させたパブロ・ミラネス。世界的に名の知られる大スターだけにその行動のもたらす影響は大きい。しばらくキューバではパブロ・ミラネスの話題が飛び交いそうだ。tae