Efe通信はアルゼンチンのインディーズミュージシャンの団体UMI(la Unión de Músicos Independientes)が、今後国外の歌手やミュージシャンがアルゼンチンでコンサートを行う際はアルゼンチン人もミュージシャンと契約すべきであり、そうでない場合には収益の12%を罰金として支払わなければならないとすることを明らかにした。
アルゼンチンロック界を代表するシンガー、フィト・パエスがDVD『El amor después del amor. 20 años(エル・アモール・デスプエス・デル・アモール、20周年)』の世界初リリースをキューバで行うことがわかった。フィト・パエスは先月30日にキューバ入りしており、今月4日から14日まで開催される「第34回ラテンアメリカ国際映画フェスティバル」に参加予定で、同時にDVDを発表するようだ。
DVDの収録時間は1時間20分。1992年に発売された同タイトルのフィトの名盤『El amor después del amor(エル・アモール・デスプエス・デル・アモール)』(写真左)のリリース20周年記念として制作された。同アルバムには、ゲストにメルセデス・ソーサ、スピネッタ、チャーリー・ガルシアら名だたるアーティストが参加し、当時で75万枚(現在の110万枚以上に相当)の大ヒットを記録。「アルゼンチンロック界至上最も売れたアルバム」として語られる伝説のアルバムだ。
アルゼンチンの前大統領でクリスティーナ・フェルナンデス現大統領の夫の故ネストル・キルチネルのドキュメンタリー映画『Néstor Kirchner, la película(ネストル・キルチネル、映画)』がもうじき劇場公開となる。すでに120ヶ所以上の劇場での公開が決まっており、国営のプロダクションでハリウッド映画に匹敵する劇場数で公開されるのは異例のことで大きな話題を集めているようだ。
監督はパウラ・デ・ルーケ。昨年フアン・ペロンとその妻エビータの生涯を描いた映画『Juan y Eva(フアンとエバ)』を発表した人気女性監督だ。実は今回の映画化にあたって、他の映画監督が制作を手がけていたのだが、制作会社の「あまりにも政治色が強すぎる」という判断で監督を降板していたのだった。その話を聞いたルーケ監督が、前述の『Juan y Eva』の撮影期間中にもかかわらず急遽後を引き継ぐかたちで監督を引き受けたそうだ。 また、音楽監督はグスタボ・サンタオラージャが担当している。