今年4月にパラグアイで行われた選挙で勝利したフェルナンド・ルゴ大統領のトレードマーク、サンダルスタイルがパラグアイ人男性の中で流行りだした。
ルゴ大統領は大統領になる前から何年もこのサンダルスタイルを貫いてきている。もちろん公務の際にそのスタイルはまずいのではということで非難の声も上がっていた。前大統領が就任中に行われたミーティングでサンダルスタイルで登場した際には、その眼鏡とひげと白いシャツもあわせてただの教授の格好だと語っていた。
しかし中南米圏で注目を集めている政治家たちは、確かに自らのスタイルというものを持っている。例えばキューバのフィデル・カストロ議長の軍服姿、ニカラグアのダニエル・オルテガ大統領のグアヤベラ(ゆったりとした薄手のシャツ)、そしてボリビアのエボ・モラレス大統領のストライプセーターなど、一般的な感覚の人間からいわせると公務では失礼にあたるかもしれない。
ルゴ大統領はサンダルスタイルに関してパラグアイの人間が、熱帯の暑さを乗り切るために編み出したスタイルだと説明した。軍政を含めて61年ぶりにコロラド党の支配を終わらせたルゴ大統領の動向に注目が集まる。(d)