出演アーティスト一覧(全9楽団)
オルケスタ・デ・タンゴ・ワセダ
日本では数少ない学生によるタンゴ演奏サークルで、2011年で創部60周年、また年一度のリサイタルも50回目という節目を迎える。日々の練習や自主企画ライヴのほか、ミロンガや食事会などへの出張演奏も積極的に行っている。
Sexteto Nueva Escuela(セステート・ヌエバ・エスクエラ)
昨年度のオルケスタ・デ・タンゴ・ワセダをひっぱっていた現4年生によって結成されたバンド。昨年のオルケスタ・デ・タンゴ・ワセダの演奏からもその評判は上々で、今後の活躍に注目がある待っている。
ロス・ポジートス
トラッドなアルゼンチンタンゴを得意とする、日本でも数少ないオルケスタ・ティピカ編成の若手アマチュア楽団。「踊れるタンゴ」を合言葉に、都内のミロンガ(ダンスパーティー)などでダンサブルかつ熱いタンゴを演奏してる。今年の5月には「別府大分アルゲリッチ音楽祭」の会場ロビーでの出張演奏も実現。「ノリだけは日本一!」と呼ばれるようなタンゴを目指して、ひよっこ達(Pollitos)は今日も奮闘中!
仁詩トリオ
ブエノスアイレスのタンゴフェスティバルや多くのミロンガでの演奏を経験。現在は自身のグループを率い、関東を拠点に全国的に活動の場を広げており、タンゴの他、即興音楽やクラシックへのアプローチも行っている。今年も、昨年度の当フェスティバルで好評だったトリオ(共演は同じくピアノの金益研二とコントラバスの吉田水子)で登場する。
古橋ユキ タンゴ・デュオ
タンゴ・ヴァイオリニスト。音楽大学在学中にブエノスアイレスに渡り、タンゴの研鑽をつみながら、有名タンゴスポットへの出演やコンサート、録音などプロとして幅広く活躍し、高い評価と人気を得る。オルケスタ・ティピカ東京、京谷弘司クアルテートタンゴなどでの演奏に加え、自身のタンゴ楽団も結成し、現在も日本国内外での演奏活動を続けている。今回は竹本真理(p)とのデュオでの出演となる。
中田智也とシン ノンブレ
タンゴ黄金期より演奏活動を行ってきた中田智也(vn)をリーダーに、同世代の大原一駒(bn)、若手注目株の丸野綾子(p)、宮越建政(vn)らで結成。まさに各世代の融合を果たした楽団と言える。中田智也の独自のアレンジが人気を集めている。
西塔祐三とオルケスタ・ティピカ・パンパ
1955年西塔辰之助により結成された「オルケスタ・ティピカ・パンパ」は、創設者が没してから弟の西塔祐三(bn)に引き継がれる。日本で随一のダリエンソ・スタイルを継承する楽団としてファンも多く、年2回から3回のペースで開催している東京都内での自主コンサートは毎回満員である。またマエストロである西塔祐三は後継者の育成にも力を注ぎ、伝統的なアルゼンチンタンゴの保存、発展に情熱を傾けており、この楽団からは若手タンゴバンド「エストレージャス・デ・パンパ」「チコス・デ・パンパ」も生まれている。
オルケスタ・アウロラ
タンゴの他、ジャズやクラシックのミュージシャンらとの共演を重ねる会田桃子(vn)と青木菜穂子(p)率いるタンゴ六重奏団。2010年8月にはブエノスアイレス市政府からの招待を受け、メンバー全員が揃って渡亜。ブエノスアイレスの他、ウルグアイでの公演も行い、高評価を受けた。またアルゼンチンの大歌手であるフリア・センコをゲストに迎えた現地レコーディング・アルバム『Bajo el cielo de Buenos Aires~ブエノスアイレスのアウロラ~』を同年10月に発売。
小松真知子&タンゴクリスタル
確かで華麗なタッチで知られるピアニストの小松真知子と、ギタリストで作曲・編曲家の小松勝の二人により1986年に結成。センチメンタルな古典タンゴから懐かしいコンチネンタルタンゴ、陰影に富む現代タンゴまでの多彩な演奏と、小松勝編曲による日本人の感性をとらえたオリジナリティあふれるサウンドで、常に聴く人の心を魅了している。日本国内外でのコンサート、ライヴ、イベント出演等、名実ともに日本を代表するタンゴ楽団として活躍中。