〝Rock in Rio〟 イヴェッチ・サンガーロのライヴで、ジゼル・ブンチェンが涙のスピーチ

イヴェッチ・サンガーロとジゼル・ブンチェン

イヴェッチ・サンガーロとジゼル・ブンチェン

第7回目ロックフェスティバル〝Rock in Rio〟が、9月15日(金)から24日(日)まで開催された。会場は、2016年のリオ五輪で舞台となったBarra da Tijuca(バーハ・ダ・チジュカ)のオリンピックパーク。ブラジルを代表する人気女性歌手イヴェッチ・サンガーロが、15日(金)にフェスティバルの感動的な初日の幕を開けた。
ステージにイヴェッチが登場する前、社会環境プロジェクトである「Amazonia Live (アマゾニア・ライヴ)」のプロモーションの為に、スーパーモデルのGisele Bündchen(ジゼル・ブンチェン)が颯爽とステージに現れスピーチを行った。「アマゾニア・ライヴ」とは、近年、森林破壊による地球温暖化の深刻化が懸念されているアマゾンに、何百万本もの樹木を植え、環境と地域経済の活性化を推進しようというプロジェクト。今後6年間の取り組みで、およそ3万ヘクタールの面積に推定7300万本の樹木を回復させるというのが、このプロジェクトだ。アマゾンの最大森林修復に、環境省(MMA)、地球環境ファシリティ(GEF)、世界銀行、ブラジル生物多様性基金(FUNBIO)、コンサベーション・インターナショナル(CI)、社会環境研究所(ISA)と、この〝Rock in Rio〟の社会環境プロジェクト「アマゾニア・ライヴ」が、共同事業として実施する。「アマゾニア・ライヴ」として正式にライヴが行われた2016年8月を機に、一般からの寄付金を始め、今回の〝Rock in Rio”そして、今後2019年までの〝Rock in Rio〟の収益金の一部が支援金として社会環境プロジェクトに寄与される。
2002年以来14年連続で「最も稼いだモデル」の座に君臨し続けたという、ジゼル・ブンチェン。この日、真っ白のスパンコールのコンビネゾンに身を固め登場し、「一人一人が信頼関係を築き、行動を起こすことで、世の中の流れを変えることが出来るのです。宇宙は緊急事態を知らせています。待っているだけでは何も始まりません。夢が実現し希望が姿を変え、今、現在の人生を変えるのです。」と涙を流し感動的なスピーチを行った。するとイヴェッチがピンクの衣装で優雅に登場し、ジゼルと共に手を強く握りあいジョン・レノンの「Imagine」を歌い始めた。
イヴェッチ・サンガーロは、この3日前に女の子の双子を妊娠していることをメディアに発表したばかりで、未来の子供達に希望を託す母としての姿を美しく、そして力強く輝かせていた。その後のステージでは妊娠初期の不安、心配を寄せ付けることなく歌唱力とカリスマ性溢れるライヴで最上のパフォーマンスを繰り広げた。
(リオデジャネイロ●MAKO)


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