1940年5月7日にブエノスアイレスのチャカブコで生まれる。そこでエクトル・マルセレッティの元、音楽理論について学び、14歳の時、マルセレッティの楽団にバンドネオン奏者として加入した。1965～1975年には自身のトリオグループで活動していた他、ロベルト・ゴジェネチェ、アルベルト・マリーノ、フロレアル・ルイス、アルベルト・イダルゴ、ラウル・ベロン、ホルヘ・カサールなど名だたる歌手たちと共演した。そして1978年にオスバルド・プグリエーセに招かれ楽団に加入するとすぐに自身の編曲を提供した。1984年以降は同楽団の第一バンドネオン奏者として活躍。海外公演では世界中を回り、アメリカ合衆国、中国、ヨーロッパ、中南米と日本にもプグリエーセ楽団のメンバーとして来日している。その後1989年に今回来日のコロール・タンゴを創設。オランダでのデビュー公演以降、この楽団で世界中をツアーしている。

1974年ブエノスアイレス生まれ。ロドルフォ・ダルシオとネストル・マルコーニに師事。オルケスタ・ティピカ・インペリアルなど有名楽団に所属していたことがあり、これまでにイタリア、スイス、オランダ、デンマーク、ドイツ、ルクセンブルグなどヨーロッパを中心に活躍してきた。また1999年からはクアルテート・ティピカ・プエンテ・アルシーナで作曲、編曲者としても活躍。2003年からコロールタンゴのメンバーとなった。

1983年7月11日ブエノスアイレス生まれ。アベジャネーダ・ポピュラー音楽学校でマウリシオ・マルセリに師事。またアレハンドロ・シャイキスのもとでバイオリンを、ラミーロ・ガジョの元でタンゴでの奏法を学ぶ。その後コロン劇場・アカデミー楽団のバイオリン奏者として活躍。オルケスタ・エスクエラ・デ・タンゴでも活躍し、レオポルド・フェデリコやラウル・ガレーロなどタンゴ界の重鎮とも共演した。またブエノスアイレス市政府が行っているユース・オーケストラ・プロジェクトでバイオリンを教えている。2009年からコロール・タンゴに参加し、現在に至る。

ブエノスアイレスのフニン生まれ。ブエノスアイレスの国立音楽学校で学び、バイオリンではラファエル・ヒントリに、後に室内楽をトーマス・ティチャウエルに師事。1982年にかのオスバルド・プグリエーセ楽団に加入し、1986年からは第一バイオリニストとして活躍した。その後1989年に創設したコロール・タンゴに参加し、ヨーロッパ全域をツアーした。そして1995年からは楽団から一度距離を置き、ブエノスアイレスでもっとも有名なタンゴハウス「エル・ビエホ・アルマセン」で活動を開始。オスバルド・ベリンジェリ、アティリオ・スタンポーネ、フリアン・プラザ、エミリオ・バルカルセ、ホセ・コランジェロ、ワルテル・リオスなどそうそうたる楽団のバイオリン奏者を務めた。また「タンゴｘ2（タンゴ・ポル・ドス）」や「ウナ・ノーチェ・エン・ブエノスアイレス」などのショウでもソリストとして演奏をした。2006年にコロール・タンゴのメンバーとして復帰。現在に至る。

1975年9月10日ブエノスアイレス生まれ。コントラバスをカルロス・ブオノ、セルヒオ・リバス、N.フエスの元で学び、オラシオ・カバルコスの元でタンゴを学ぶ。90年代初頭に活動を始め、最初はクアルテート・ティピコ・セクション・ベルムなどのポップスの世界で活躍。その後レオポルド・フェデリコやウーゴ・リバスのクアルテートやタンゴ・トリオ「ボエロ・ガジャルド・ゴメス」で演奏をした。2001年からコロール・タンゴのメンバーとなり、世界中をツアーして現在に至る。

1988年ブエノスアイレス州フニン生まれ。歌手である父オマール・デカーレの影響で幼い頃から歌い始め、9歳の時に初めて舞台に立つ。2005年にテレビ番組「ショウマッチ」でタンゴ歌手のコンクールで優勝。2006年2月にロベルト・アルバレス率いるコロールタンゴの一員としてプロデビュー。今までにイタリア、スペイン、スイス、ドイツ、ロシア、ポルトガル、ノルウェー、デンマーク、ギリシャ、スウェーデン、イギリス、フランス、チェコ、アメリカ合衆国、ブラジル、コロンビアへのツアー経験がを持つ。今までにアルゼンチンのCDレーベル、ティピカ・レコーズから2009年にリリースした『コロールタンゴの20年』（別紙資料参考）で、歌手として制作に携わる。歌の他に、ピアノとトランペットも演奏する。現在アベジャネーダ音楽大学声楽科専攻の学生でもあり、タンゴ界で有望の若手タンゴ歌手。

1980年ブエノスアイレス州サンイシドロ生まれ。1998〜2001年ポピュラー音楽学校に在籍。2002〜2004年学校タンゴ楽団に所属。「エルネスト・バッソ・トリオ」（2003年）、巨匠カルロス・オハロン率いる音楽グループ「サロン・ア・タンゴ」（2004〜2006年）に所属。2004年には、アルゼンチンで最も格式高く有名なコロン劇場で演奏を行う。2008年現代アルゼンチンタンゴのトップバイオリニストであるラミロ・ガジョ、そしてポジョ・マイネッティと演奏する。2009年タンゴ・トリオ「ボエロ＝ガジャルド＝ゴメス」を結成し、CDアルバム『タンゴロヒア』を録音。（添付資料を参照）また、「カーニバルのオーケストラ」のアルバム『アモーレスタンゴス』にもピアニストとして参加。2010年国立音楽楽団とともにコンサートに数多く出演する。

1967年ブエノスアイレス州ブエノスアイレス市生まれ。カルロス・ロペス・ブチャルド国立音楽学校及びアベジャネーダ音楽大学にてジャズ・プレーヤーとして学ぶ。1986年にフォルクローレ・グループ「コンベルヘンシア」に参加すると共にプロ・デビューを果たす。1992年にコロールタンゴ楽団に入団。その後同楽団のメンバーとしてアルゼンチン国内を初めヨーロッパなど、数多くの公演を世界中で行う。1991年より現在に至るまでアベジャネーダ音楽大学でサックスとクラリネットの教員を務める。またサックスによるタンゴ・グループ、サクソ・ドゥコーテ四重奏の創設者であると共にアレンジャーでもある。活躍のフィールドはタンゴに留まらず、ブエノスアイレスのジャズや即興音楽の様々なプロジェクトにまで至る。

カルラ経歴
1983年ウルグアイ・ドローレス市生まれ。 2005年には、アベニーダ劇場にてスサーナ・フランジ率いるオペレッタ『ラ・ヴィウダ・アレグレ』に出演。様々なイベント、タンゴ・パーティー、劇場でショー出演を重ねる。 2007年、ウルグアイでミュージカル『Peccatus Capitaneus』に演出家、監督、振付師として携わる。 ５年前からプロデューサー、マルセロ・ティネリのもと、アルゼンチンの人気ＴＶ番組『バイランド・ポル・ウン・スエニョ』のレギュラー収録にコーチとして携わり、ダンサーだけでなく指導者としての研鑽も積んでいる。
ガスパル経歴
1984年コルドバ州コルドバ生まれ。2003年度「第１回タンゴダンス世界選手権」ステージ・タンゴ部門でチャンピオンとなる。チャンピオン獲得後はＴＶ、ステージ出演と多忙を極め、アルゼンチンタンゴ界を代表する演奏家、ルベーン・フアレスやセステート・マジョール、コロール・タンゴ楽団、ブエノスイアイレス市立タンゴ楽団等と共演。またネストル・マルコーニ楽団と共に世界の三大オペラ劇場のひとつ、コロン劇場に出演した。

ロイス経歴
1983年ブラジル、パラナ州生まれ。幼少の頃より、ブラジル国内の中心にバレエダンサーとして舞台に立つ。その後2006年にブエノスアイレスの有名タンゴクラブ、マデーロ・タンゴにてコロールタンゴと共に出演。その後パートナーのマルコスと共にそしてアルゼンチンを代表する数々のマエストロと共にステージに立ち、世界各国の公演ツアーで成功を収めてきた。
マルコス経歴
1979年アルゼンチン、チュブット州生まれ。パートナーのロイス同様に幼少の頃はバレエダンサーして舞台に立つ。 2005年にはアルゼンチン国内で有名なテレビ番組「ラ・ノチェ・デル・ディエス」に出演し、サッカーアルゼンチン元代表ディエゴ・マラドーナ氏と共演。以後パートナーのロイスと共にコロールタンゴと共演し数々の公演を成功させてきた。

ディエゴ経歴
1989年ブエノスアイレス州コロン市生まれ。2004年バラデオ市で開催されたバラデオ・フェスティバルのファンタシア・ペア・ステージ部門で優勝。また、スルマ＆ロベルト・ダンスアカデミー10周年記念イベントで表彰を受ける。2008年、2009年第６回タンゴダンス世界選手権大会ステージ部門、第７回タンゴダンス世界選手権大会ステージ部門と２年連続決勝進出を達成する。2010年第8回タンゴダンス世界選手権大会ステージ部門で、日本人ダンサー鍬本千鶴子とのペア『ディエゴ＆チヅコ』で世界チャンピオンとなる。
チヅコ経歴
６歳よりバレエを始め、その後ジャズダンス・タップダンス・サルサ・スィング・ヒップホップなど様々 なダンスを学ぶ。その後数々のミュージカルに出演。2003年よりタンゴを学び始め、世界選手権に出場。2007年世界大会後、アルゼンチンのテレビ「スサーナ・ヒメナ」の番組に生出演。 アルゼンチンのミロンガ、老舗サロン・カニング、バルドッサ、スンダーランドや、ハロッズにて デモンストレーションをおこなう。2010年、ペアのディエゴ・オルテガと共に第8回タンゴダンス世界選手権大会ステージ部門優勝。現在、教鞭をとりながら、東京帝国ホテル、京都ブライトンホテル、京成ミラマーレホテル、アルゼンチン 大使館、等数々のショーに出演。