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ルシア塩満 (るしあ しおみつ)
>>http://www.arpalucia.com

福岡県生まれ。幼い頃にパラグアイで生活したことでアルパを知ることになる。高校卒業後、今は亡きアルパの第一人者クリスティーノ・バエス・モンヘス氏の指導を受けるためパラグアイへアルパ留学する。以後、幾度かのアルパ留学を重ね、恩師から“クリスティーノ二世”と折り紙をつけられ、後継者と呼ばれるまでになる。プロ奏者としてのデビューは1975年になる。

フォルクローレの世界的な音楽祭『コスキン・フェスティバル』(アルゼンチン)には過去5回出場し、その模様はテレビ中継もされる。また、パラグアイをはじめボリビア、チリ、ベネズエラでも数々のコンサートを成功させるなど実力は海外でも高く評価されている。2007年にはパラグアイで行われた『第1回世界アルパ・フェスティバル』にアジア代表として招待され演奏、満員の観客から喝采を浴びる。2008年にパラグアイ・アスンシオン市にある「人造りセンター」の20周年記念式典に招かれ演奏する。2010年9月、アスンシオン市「フランス文化センター」で自己の演奏活動35周年のコンサートを行う。2012年にはベネズエラ、カラカス市での日本文化週間で行ったコンサートは好評を博す。2013年には初めて自分のトリオでのコンサートをパラグアイで行い、「人造りセンター」、エンカルナシオン市「イタプア県立ホール」、「サンタ・リタ文化会館」で成功をおさめる。 国内では各地でのコンサート活動、ラジオやテレビ出演を通じて、長年にわたりパラグアイ音楽を紹介する一方、自己のCD制作にも力を注ぎ、これまでに9枚のCDを制作。それらのCDの中には〈日本プロ音楽録音大賞優秀録音賞〉〈朝日新聞推薦盤〉などの作品がある。

日本とパラグアイの文化交流の担い手として、これまでに五代にわたるパラグアイ大統領の御前演奏を任される。また日本での長年にわたるパラグアイ音楽と文化の紹介に貢献した功績が認められて、1995年9月にパラグアイ共和国から【文化功労賞】が授与される。また翌1996年3月には東京都北区から【区民文化奨励賞】が授与される。2004年3月、日本人の音楽家としては初めてパラグアイ共和国から【国家功労勲章・コメンダドール位】を受勲する。
2007年3月、ミュージック・ペンクラブ・ジャパンから【最優秀音楽賞】[日本人アーティスト:コンサート・パフォーマンス部門最優秀賞]が贈られる。

演奏活動のかたわらアルパ教室を開設し後進の指導育成にも尽力している。また音楽を通じてのチャリティー活動にも積極的に取り組んでいる。

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