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タンゴ・ミュージカル『シャンテクレール』 割引価格でのラティーナ特別先行予約のご案内

2014年8月22日 金曜日

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タンゴ・ミュージカル『シャンテクレール』 ラティーナ特別先行予約のご案内
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タンゴ・ミュージカル
シャンテクレール 〜ブエノスアイレス 愛と欲望の夜〜

振付・主演 モーラ・ゴドイ
出演 モーラ・ゴドイ タンゴ・カンパニー
会場:東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)
期間:2014年12月4日(木)-7日(日)

本場ブエノスアイレスのトップダンサーによる圧巻のテクニックと情熱あふれる、官能のエンターテインメント!

一般発売に先駆けて、ラティーナが特別先行予約を受付ます。

〈先行特別割引価格〉 S席10,500円が、9,500円(税込) ※S席のみ割引
〈先行受付期間〉 8月23日(土)〜8月30日(土)朝10時〜19時半
〈受付電話番号〉 03-5768-5588(株式会社ラティーナ)
注:ラティーナは、毎月第3/4/5土曜日と日祝日が休みです。その関係で、23日(土)、24日(日)、30日(土)は、ラティーナ・オンラインのWEBショップでの受付のみで、電話での受付は行っておりません。
●WEBショップからの購入→http://latina.co.jp/index.php?main_page=index&cPath=23

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このミュージカルは、タンゴのメランコリックな感情で、喜びも悲しみも包みこんだ、むかし話である。
タンゴには必ず終わりがある。その音楽の最後には、わたしたちは寂しいような物悲しさと、再び同じ高揚感を持ちたいという懐かしさと衝動を同時に体験する。
タンゴのドラマは、生命力溢れる踊りに、登場人物たちの愛憎劇が絡み、複雑に進行しながら終わりを迎える。
それにしてもモーラには、不思議な魅力がある。あまり肉感的でもないスレンダーな彼女の肉体が、タンゴと群舞の中に立つと、ひときわ鮮やかに女神として燦然と命を花開かせるのだ。人々は、あたかも彼女が実在した伝説の女だと勘違いしてしまうかもしれない。
まわりのアンサンブル陣がまた見事だ。
ブエノスアイレスの若手ダンサーのトップクラス。息のあったセンスある踊りは、躍動感にあふれ、気がきいていて頼もしい。
「シャンテクレール」
このミュージカルで皆さんは“今”を生きる若者の夢と苦悩、溢れるエネルギーをタンゴの踊りで体感し、皆さんの記憶に刻まれた人生の経験を眺め、そして新たな命の躍動を期待させる場面を共有することによって、心の再生を得られることだろう。
棚田晃吉 タンゴスタジオ《ラ・バルドッサ》主宰 日本アルゼンチンタンゴ連盟副会長)

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23日(土)、24日(日)、30日(日)は、店休日のため電話での対応は行いません。WEBショップでの販売のみになります。
●WEBショップからの購入→http://latina.co.jp/index.php?main_page=index&cPath=23

ジェシカ&マキシミリアーノが世界選手権タンゴ・デ・ピスタ部門優勝

2013年8月28日 水曜日

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アルゼンチン、ブエノスアイレス市のルナパークで8月26日に行われたタンゴダンス世界選手権タンゴ・デ・ピスタ部門決勝で、ブエノスアイレス市から出場していたジェシカ&マキシミリアーノが優勝を決めた。マキシミリアーノはこれまで8年間この世界選手権に参加しており、幾度となく優勝に近いところまできていたものの、これまで優勝することはなかったが、ようやく彼の元にチャンピオンの栄冠が輝くことになった。

これまでそのすばらしい実力を持ちながら、惜しくも優勝を逃してきたマキシミリアーノは、昨年のブエノスアイレス市大会で初めてタイトルを手にしていた。しかしその後、2012年の世界選手権では優勝することができなかった。以前NHKの番組でも追いかけたカップルのうちの1組で、その頃はステージ部門で活躍していたが、昨年からはタンゴ・デ・ピスタ部門に転向し、今回初めて世界チャンピオンの栄冠を栄冠を手にした。
また第2位はヒメーナ&フェルナンド(セルタメン市大会チャンピオン)、第3位はマヌエラ&フアンが入賞した。マヌエラ&フアンは27日に行われるステージ部門の決勝にも進出しており、活躍が期待される。

国際フォルクローレフェスティバル〈FIFBA〉がラプラタで開催

2012年4月16日 月曜日

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4月13日から15日、ブエノスアイレス国際フォルクローレフェスティバル2012(FIFBA)がブエノスアイレスのラプラタの森で開催された。3日間で総計3万人が訪れる大成功となったようだ。

このイベントはブエノスアイレス州主催もと入場無料・野外で行われる、第4回目となるフェスティバル。4回目を迎えるにあたって、環境を配慮した代替エネルギーの使用やゴミ分別を導入する、Espacio Verde(グリーン・スペース)プロジェクトを立ち上げられた。来場者にはあらかじめマイカーでの来場を控えるようよびかけ、自転車置き場の設置やバスでのアクセスもしやすいよう案内がされている。フォルクローレの真髄である「自然」「大地」への愛を表した試みだそうだ。そのほかの新しい試みとして、ラテンアメリカの音楽業界を活気づけようと、CDレーベルやアーティスト招聘会社などが自身の活動を紹介したり、アーティストたちとの交流を目的にしたブースも設置された。

本フェスティバルの目玉は何といっても豪華出演陣。今回はラテンアメリカ各国からの大物アーティストを含め、50人以上のアーティストが一堂にした。毎年コルドバで開催されているコスキン・フェスティバルと異なるのは、アルゼンチンの古典フォルクローレや現代フォルクローレはもちろん、他国のフォルクローレや伝統舞踊まで、ジャンルの幅が広いことにある。国内アーティストでは、ラリー・バリオヌエボ、トマス・リパン、ルシアナ・ジュリ、エルネスト・スナヘール、マリアナ・バラフ、リリアナ・エレーロ、ラ・ボンバ・デ・ティエンポ、アイママ、ハイメ・トーレス、トレモール、チャンゴ・スパシウク、チャケーニョ・パラベシーノ、また海外からはペルーのロス・ミルロス、ウルグアイのルベン・ラダ、コロンビアからはトトー・ラ・モンポシーナ、そしてメキシコからはアコーディオン奏者セルソ・ピーニャが出演。

フェスティバルの拠点であるラプラタの森以外にも、市内の音楽スペースやバーではフォルクローレやロックのライヴが行われた。なんとそれもすべて無料。音楽一色の3日間となったことだろう。ステージでのショーが終わった後も、星空の下、来場者が芝生に座ってギターを弾いたり、お酒やマテ茶を飲んだり、“フォルクローレらしい”お祭りになったようだ。tae

現市長マクリ氏が決選投票で圧勝

2011年8月1日 月曜日

今月10日のブエノスアイレス市長選挙(過去のニュースはこちら)で勝ち進んだマウリシオ・マクリ氏とダニエル・フィルムス氏の決選投票が31日に行われ、現職マウリシオ・マクリ氏の当選が正式に決定した。

マクリ氏は全区で優勢となり、第二地区(レコレータ地区)では最高の77.5%を獲得し、開票率97%の時点でマクリ氏の獲得票が64.2%、フィルムス氏が35.8%と圧勝であった。

「勝利に心躍らせている。獲得票はPRO(Propuesta Republicana:マクリ支持派政党)からのものでなく、法律に準じたまっとうな政治を求める市民によるものだったと確信している」とマクリ氏はコメントする。

マクリ氏所属政党PROとは対立するクリスティーナ大統領も祝福のメッセージを贈った。また当選後のマクリ氏の選挙事務所では、マクリ氏支持派市民に「嫌気がさす」と苦言を吐いたことで論議を巻き起こしていた歌手フィト・パエスの楽曲“Y dale alegría a mi corazón”が皮肉にも流され、支持者たちは曲に合わせて踊ってマクリ氏の勝利を祝ったそうだ。tae

注目のインディーズ・レコードが130点集結

2011年4月27日 水曜日

FEIDIことFeria internacional de discos independientes(インディーズ・レコード市)が4月29日〜5月1日までブエノスアイレスで開催される。会場は市内のオシャレ地区、パレルモに所在するイベントスペース『Café Vinilo(カフェ・ビニーロ)』。カフェ・ビニーロは展示スペースやレストランが併設され、アルゼンチンの若手のミュージシャンの間で今最も人気の高いライヴハウスでもある。

当イベントは、アルゼンチンとその近隣国から特定のレーベルを持たないインディーズ・レコード約130点を集めて展示するもので、開催は今回が初めて。入場は無料で、実際にCDを視聴して購入できる他、ジャケット・デザインやマスタリングなどCD製造におけるそれぞれの専門家による講座もうけられる。

また会場ではアーティストによるライヴも行われ、ジューサ、ディエゴ・スキッシアグスティン・フエルテスなどが出演予定。また、キューバ音楽の新世代として前衛的に活躍するジューサは、昨年行ったカフェ・ビニーロでのライヴ音源を初CD化したことでも現在渦中のアーティスト。

インディーズ・レコードの制作が盛んなアルゼンチンならではの興味深いイベントとなりそうだ。FEIDIのオフィシャルHPには展示予定の作品がジャケットとともにリストアップされているので、そちらも要チェック。tae

FEIDI公式HP

Café Vinilo公式HP

テノール歌手ドミンゴ 13年ぶりにブエノス公演が実現

2011年3月25日 金曜日


「我が愛しのブエノスアイレス」を熱唱するプラシド・ドミンゴ

23日夜、テノール歌手として世界的に活躍するスペイン人歌手プラシド・ドミンゴが、ブエノスアイレスの7月9日通りに特設されたステージでコンサートを行った。12万人を超える大勢のブエノスアイレス市民を前に、オペラをはじめサルスエラ(スペイン歌劇)そしてタンゴを披露した。

コンサートは、女性歌手ビルヒニア・トラのソプラノを加え、演奏はコロン・フィルハーモニー楽団、国立シンフォニー楽団、ラプラタ・テアトロ・アルヘンティーノ楽団によって行われた。ドミンゴはイタリア・ロマン派音楽の作曲家ジュゼッペ・ヴェルディやカルロス・ガルデルなどを含む数多くのレパートリーを計3時間歌い続け、「ボルベール」「場末のメロディー」「我が愛しのブエノスアイレス」などタンゴが流れると観客からも大きな歓声が上がった。

ドミンゴのアルゼンチン公演は実に13年ぶり。もともとは21日にコロン劇場で行う予定であったが、同劇場の従業員らが起こすストライキにより急遽中止となっていた。そのためコンサートの冒頭でドミンゴは、昨年から労働環境改善を訴え続けるコロン劇場の従業員らとその家族に向けてエールを込めた一曲を歌い捧げた。約30分間歌い続け、曲が終わるとステージに向かって投げキッスを送り、ドミンゴのデビュー40周年となる2012年には、もう一度この場所に戻りオペラでお祝いをすると観客に宣言した。

またドミンゴは、コロン劇場の従業員、劇場幹部、ブエノスアイレス市政府に対し「コロン劇場が一刻も早く前進できるように、和解して欲しい」と解決を促した。tae

ラ米初!ザ・ビートルズの博物館がオープン

2011年1月5日 水曜日

英国の伝説的バンド、『ザ・ビートルズ』の博物館が3日、ブエノスアイレス市内にオープンした。ビートルズ関連の展示のみを集めた博物館はラテンアメリカ初。

「私物コレクションを集めたビートルズの博物館はここのみ。リバプール(ザ・ビートルズの出身地)の博物館『ザ・ビートルズ・ストーリー』以降、本当にここが世界唯一なんだ」と語るのは、ビートルズ関連グッズのアルゼンチン人コレクター、ロドルフォ・ヴァスケス氏。彼はビートルズ関連グッズのコレクターとして合計8500点をコレクションしたとして、2001年にギネス世界記録に登録されている。集めたものは、写真、CD、衣装、メンバーのサイン入り小切手、ジョン・レノンとオノ・ヨーコを模ったコンドームの箱まで。そして今回、プライベートで集めたコレクション品を展示する博物館を自らオープンさせるに至った。

市内のラ・プラサ文化施設内に構えたヴァスケス氏の『ザ・ビートルズ館』では、コレクション品を見学できる。また同施設内では、ザ・ビートルズの発祥の地ともいえるリバプールのライヴハウス『キャヴァーンクラブ』を再現したバー『ブエノスアイレス・キャヴァーンクラブ』が数年前より営業している。また、博物館とバー以外に『ジョン・レノン』と名付けられた劇場も近々オープンする予定だ。

“ロック・ナシオナル(国民的ロック)”が根付くアルゼンチンでのビートルズ人気は健在で、これを機にさらにファン熱が盛り上がりそうだ。tae