サンバの作曲家、アデリーノ・モレイラ死去！
「フィーカ・コミーゴ・エスタ・ノイチ」「ア・ヴォウタ・ド・ボエーミオ」「ネ－ゲ」等のクラシック・サンバの作曲者として知られているアデリーノ・モレイラが５月８日早朝、リオで亡くなった。享年84歳。 ポルトガルでレコードでビューを飾ったアデリーノは、1940年〜1960年にかけて数々のドラマチックな作品を発表してきた。しかし60年代に入りボサノヴァがブラジル音楽界を席巻するとともに、彼が手掛けていたボレロやクラシック・サンバは端に追いやられる結果になってしまった。長い間影を潜めていた彼が再評価され始めたのは、ネイ・マットグロッソやハファエル・ハベーロが彼の作品を取り上げた80年代に入ってから。これまで約200曲の作品を手掛け、決して大作曲家として知られる事はなかったが、MPB界の偉大な作曲家であったことは、間違いない。
(5/9/2002、ブラジル)
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