ネリー・オマール、102歳で死去

「スカートを履いたガルデル」などと言われ親しまれた、アルゼンチンの国民的タンゴ/フォルクローレ歌手ネリー・オマールがとうとう、20日朝に102歳で亡くなった。
ネリー・オマールは1924年のデビュー以来活動を続け、2005年、2009年、そして2011年にルナ・パークでコンサートを行うなど、生涯現役だった。
2011年のコンサートは彼女の生誕100年を祝うものだった。

アルゼンチンではテレビでこのニュースが放送され、タンゴの象徴であった彼女の死を知り、国中が悲しみに浸っている。

ネリー・オマールに向けて国内外のたくさんの人びとからメッセージが送られた。
マリア・カランブラ(女優)「きれいなネリー、安らかにお眠り下さい」
ホルヘ・リアル(ジャーナリスト)「ネリー・オマールが亡くなった。偉大なアーティストを失ってしまった」
フロレンシア・エチェベス(ジャーナリスト)「生誕100年のとき、ネリー・オマールの記事を書いたんです。インタビューで『長生きは美しいものじゃないわ。仲間は皆死んでしまって、若い人囲まれて暮らすのよ』と彼女は私に言いました。安らかにお眠り下さい」
アンヘル・デ・ブリト(ジャーナリスト)「ネリー・オマール、アーティストの完全なる同義語だ。安らかに」
カリーナ・マソッコ(女優、モデル)「なんてすてきな女性だったんでしょう。美しいネリー、どうかお眠りください。102年もの彼女の人生は、才能に満ちあふれ輝いていました!」
オラシオ・パガニ(パガニ社創設者)「ネリー・オマールの死。102年も生きた。スカートをはいたガルデルは100歳まで歌ったんだ。タンゴのシンボルだよ」

タンゴの黄金期に活躍していた女性歌手は、これで皆亡くなってしまった。
ティタ・メレーロやアダ・ファルコン、リベルター・ラマルケら黄金時代の歌手たちと今頃天国で再会しているのだろうか。合掌。Sa

地元メディアが報じたネリー・オマールの訃報

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