キューバのトロバドール（吟遊詩人）、サンティアゴ・フェリウが２年ぶりにアルゼンチン・ツアーを行っている。今回のツアーは10月16日ラ・プラタで始まり、リオ・クアルト、コルドバ、ラ・リオハ、パラナなどを廻る全８公演。先日ブエノスアイレス・モンセラー通りの老舗音楽スポット、ラ・トラスティエンダでもライヴが行われ、300人以上の観客が詰めかけた。フェリウは、現在41歳。左利きでギターを奏で、自作曲も数多く持つ実力派シンガー・ソングライターだ。ツアーでは新作『シン・フリエタ』から「エスタ・マニャーナ（今朝）」や「イ・トゥ（君は）」をはじめ、94年作のライヴ盤『ナウセアス・デ・フィン・デ・シグロ（世紀末の船酔い）』から代表作「ミ・ムヘール・エスタ・ムイ・センシブレ（彼女はとてもナーバスになっている）」「ブスカメ（私を探して）」「セダンテ（鎮痛剤）」などを披露。久々のアルゼンチン公演で当地でも脚光を浴びている。
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