チェ・ゲバラ自転車紀行

 革命家にしてラテンアメリカの英雄、エルネスト・チェ・ゲバラ。彼が医学生時代に行った自転車での旅が映画化される。監督は映画『セントラル・ステーション』で一躍脚光を浴びたブラジルのヴァルテル・サレス監督。9月30日からブエノスアイレスにて撮影が開始され、青年チェと友人のアルベルト・グラナードスが8ヶ月間をかけて巡った道のりが撮影される。途中チリのバルパライソ港ではチリ人エキストラ40名も参加。最も地元の人らしい人を採用したと関係者は語る。サレス監督は、「世界的英雄の姿を今回取り上げることには少なからずためらいがあった」と述べる。しかしチェとグラナードスの日記に基づき、さらにキューバ在住のグラナードス本人への直接インタビューも行うなど、徹底した研究の仕方で今回の映画制作に臨む。

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