キンテート・ヴィオラード結成30周年

キンテート・ヴィオラード結成30周年

 今年グループ結成30周年を迎えるキンテート・ヴィオラードが、その記念ライヴを納めたアルバム『Visao futuristica do passado』を発表し、自らお祝いモード。キンテートの現メンバーはMarcelo(ギター、ヴォーカル)、Toninho(ベース、ヴォーカル)、Dudu Alves(キーボード)、Roberto Menescal(パーカッション、ヴォーカル)そしてCiano Alves(フルート、ギター)の5人だが、その内オリジナル・メンバーはMarceloとToninhoの二人だけだ。しかし71年のデビュー以来、大胆にノルデスチ音楽をアレンジしてきたその基本的な音楽姿勢は何も変わらない。Dudu は言う「僕らの使命は芸術活動の価値を高めることだ」と。
 日本で録音した作品なども含め、現在までに38枚のアルバムをリリースしてきた彼等の30周年記念行事は、昨年の10月のペルナンブーコでのコンサートから既に始まっている。そして今年の10月までには、記念DVDをリリース予定だ。内容はCDに納められているライブの模様の他にビデオクリップや、彼等が賞をもらった時のシーン、シコ・サイエンスと共演した時のシーン等が納められており、彼等の集大成的な作りになっている。更に写真集の発売も視野に入れているようだ。
(4/3/2002、ブラジル)

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