ラテン勢のイベント『オラ!ニューヨーク』

ラテン勢のイベント『オラ!ニューヨーク』

 マディソン・スクエア・ガーデンで行われたスペシャル・コンサート『オラ!ニューヨーク』では、カルロス・ポンセやタリーア、フランコ・デ・ビタ、パブロ・モンテーロ、アレクサンドレ・ピレス、そしてラ・モスカといったラテンアメリカを代表するアーティスト勢がステージに立った。  見せ場も目白押し。カルロス・ポンセの登場では、客席の間を縫って舞台へ向かうポンセに観客が詰めかけ、やっとのことでステージに上がるという始末。メキシコのアイドル的歌手タリーアのステージでは、熱狂的なファンが警備の隙をついてステージに上がり、彼女に抱きついたり、写真を撮るものまでいた。  今回参加したパブロ・モンテーロの新作、『ピデメロ・トド』はメキシコでCDの売れ行き1位。ビルボード・ラテンチャート堂々の5位である。パブロは「このアルバムを作るのに2年を費やした。体力も魂も注ぎ込んで作ったから聴く人にも伝わるだろう。」と語った。  最後に、ラ・モスカは自国アルゼンチンの情勢について言及。「ショックだ。僕たちが外国で働いてうまくいっているにしても、家族や友達が苦しんでいるのを見るのは辛い。」と語った。
(4/22/2002、サンファン)

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