Independente
曲目
1. Qui Nem Jiló 2. Íngreme 3. Odeon 4. Carinhoso 5. Graciosa 6. Um Cavaquinho Paraguaçu 7. Na Baixa do Sapateiro 8. Baile Das 4 Cordas 9. Pedacinhos do Céu 10. Chega de Saudade 11. Euclidance
最初から終わりまでをカヴァキーニョのみが奏でるという、ブラジル史上初のコンセプトで作り上げられた本作品。カヴァキーニョというブラジルポピュラー音楽において必要不可欠なその存在を、メシアスの職人的なテクニックと作編曲のセンスで我々に再認識させる。「カヴァキーニョは対位法も使えるし、和声楽器にもなるし、単音楽器としても、リズム楽器にもなり得る」と彼が語るように、本作はショーロやサンバ、ボサノヴァのレパートリーに加え、彼の故郷であるバイーアの北東部音楽を通じ、カヴァキーニョという楽器そのものの魅力をこの上なく堪能できる貴重なアルバムだ。
月刊ラティーナ月刊ラティーナ2018年7月号掲載
(村上達郎)