ERNESTO ZEPPA TRIO
AIRES CON MEMEMORIA, SESSIONS VOLUMEN 1
エルネスト・セッパ・トリオ
アイレス・コン・メモリア、セシオンス・ボルーメン１

録音年 2016年　ブエノスアイレス録音　PAI

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曲目
1. Funes Moris 2. La misteriosa 3. Milonga patagónica 4. Años sin ver la luz 5. El trébol 6. Zamba en blues 7. A Emilio 8. Under your wave 9. Sin fronteras

Músicos
Ernesto Zeppa - Batería y percusión
Hernan Lugano - Piano
Juan Pablo Navarro - Contrabajo



　クールさの中にも熱い演奏が繰り広げられる一作。ブエノスアイレスのジャズ・クラブの熱気をそのまま閉じ込めたようなインタープレイを聞かせるのは、ドラマーのエルネスト・セッパ率いる猛者たち。セッパは、ピピ・ピアソラなど現在のジャズ・シーンを牽引するミュージシャンたちとも交流があり、ジャズだけでなくロックやブルースからの影響も色濃い。リリカルなピアノを弾くエルナン・ルガーノ、オーソドックスで安定したプレイを淡々と弾くフアン・パブロ・ナバーロの2人をまとめながら、ドラマーとしてのアイデンティティをそこかしこに振りまいている。全曲オリジナル・ナンバーで、しかもゲストなしの3人のみという編成からも、彼らの揺るぎない音楽性が伝わってくる。


月刊ラティーナ2017年7月掲載

（栗本斉）