LAVALLEN ESTIGARRIBIA CABARCOS
DE MENOR A MAYOR
ラバジェン・エスティガリビア・カバルコス
デ・メノール・ア・マジョール

2,592円

録音年 2015年 ブエノスアイレス録音 INDEPENDIENTE

2010 年代のアルゼンチンタンゴ10選

曲目
1. El choclo  2. La cachila  3. Milonga triste  4. De menor a mayor  5. Desde el alma  6. Chiquilín de Bachín  7. De tal palo  8. Adiós Nonino  9. Amanecer ciudadano  10. Tres minutos con la realidad
Víctor Lavallen(bn), Pablo Estigarribia(pf), Horacio Cabarcos(cb)


 掛け値なしに本年度最注目の1枚が登場。まもなく80歳を迎えるビクトル・ラバジェン(バンドネオン)、長らくレオポルド・フェデリコ楽団の番頭をつとめてきた65歳のオラシオ・カバルコス(コントラバス)、セステート・メリディオナルやピアノ・ソロで順調にアルバムを出し続け今年ようやく30歳というパブロ・エスティガリビア(ピアノ)という、ほぼ3世代にまたがる最強トリオ。バンドネオン、ピアノ、コントラバスというトリオ編成はレオポルド・フェデリコ、フアン・ホセ・モサリーニ、フリオ・パネ、ダミアン・トーレスなど現代のバンドネオンの名手がこぞって取り組んできた、名人芸スタイルの一つの究極の編成だと思うのだが、特にラバジェンのバンドネオンのサウンド(音に厚みをつけるやり方)が実に個性的で、他のトリオとは一味もふた味も違う。まず古典タンゴが2曲続くが、技巧的ながらぴったり息の合った3人の演奏は最高に気持ちがいい。 3. でラバジェンの歌心をみせつつ、CDタイトル曲でもあるラバジェン作 4. はどこがサビかわからない独自の展開を見せるラバジェンの真骨頂と言える曲。次はワルツが2曲続くが、 5. はエスティガリビアのソロで、オリジナリティあふれるアレンジが素晴らしく、 6. はしみじみとしたラバジェンのソロ。 7. はカバルコスのソロを生かすため晩年にフェデリコが作った曲で、これが初録音(ただしフェデリコ・トリオによるTV番組の映像は残されている)。スケール大きなピアソラ作品 8. はもちろん名演、 9. はオルケスタでも録音していたラバジェンの名曲で、トリオでも十分スケールの大きさを感じさせる。再びのピアソラ作品 10. は意外なレパートリーだが、ラバジェンのリズムの刻み方が興味深い。あまりの面白さに一気に聞いてしまったが、その後何度聞いても飽きない。これは生で観たいな...。





月刊ラティーナ2015年11月号掲載

(西村秀人)


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