PABLO ESTIGARRIBIA & LA ORQUESTA TÍPICA MERIDIONAL
APOLOGÍA DEL TANGO
オルケスタ・ティピカ・メリディオナル
タンゴ・アポロジー

2,547円

録音年 2015年 2016年春来日

曲目
1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20.


 新春の国内ツアーが始まったばかりのパブロ・エステガリビアの最新作。セステートに始まり、一昨年末のピアノ・ソロ、昨年末のトリオ(ビクトル・ラバジェン、オラシオ・カバルコス)を経て矢継ぎ早にリリースされるのは何とオルケスタ・ティピカ。しかも、ヴィオラにチェロも含めた14人編成+男性歌手という規模で、編曲は全てパブロ本人。タイトル意はもちろん“謝罪”なんぞではなくて、“正統派であることの主張”なんだから、いままでも「チャパード・ア・ラ・アンティグア」=オールドファッション/オールドスクールなんて言ってきたことの、有言実行が加速してきた感を強くする。非常に興味深いのはフィーリングの変化。セステートは質実剛健、ジュンバのマッチョなビート感とハイブロウな編曲による辛口。ピアノ・ソロは甘美なフレイジングを駆使した、とろけそうな甘口。三者名義のトリオは各人の技巧と音楽性がたっぷり楽しめる通好み。対する本盤のオルケスタ・ティピカはビート感こそジュンバの雰囲気があるが比較的オーソドックスな万人向け。ラバジェン〜セステート・タンゴ〜オスバルド・プグリエーセというよりかは、晩年のレオポルド・フェデリコに近い方向性を打ち出していると思う。  目玉はいくつもあり、まずは楽団名にあやかった 1. を満を持してレコーディングしたこと。パリ留学時代のピアソラ作品として人気のある 2. 、セステート結成時からの男性歌手が歌う 4. 7. 、フリアン・プラサ初期の代表曲 5. 、陰に陽に応援してくれた故レオポルド・フェデリーコが参加した 8. 、タンゴ定番中の定番 9. 、新曲がたくさんあること 3. 6. 7. 10. 、うち詞も書いた 7. などなど。  本作とデビュー盤『チャパード〜』でタンゴ・ルネサンス・ツアーのレパートリーの7割方は占めるので、事前チェックにも、コンサートの振り返りにも適している。歌詞対訳付き。


月刊ラティーナ2015年2月掲載

(山本幸洋)


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