録音年 1971-1989年 ウルグアイ録音 Perro Andaluz
曲目
1. José 2. Señora Diana La Vi 3. Me Pregunto 4. Ya No Estoy Bien 5. Niñas Al Sol 6. Las Sirenas 7. Milton 8. Muchacho 9. A La Bailarina Que Danzó En El Ballet De Pink Floyd 10. Blackbird 11. Divague 12. Jacinta 13. Dobermán 14. Cuerpo Y Alma 15. María 16. Lo Dedo Negro 17. Introducción A 'La Libélula' 18. La Libélula 19. Introducción A 'El Tartamudo' 20. El Tartamudo 21. Rimedio 'e Yuyo 22. Campanas De Mar De Fondo 23. Yulelé
1990年に50才で癌で亡くなってから既に四半世紀以上が経つ今もなお、南米音楽最深奥の桃源郷で大日如来のごとく謎の微笑を放ち続けるウルグアイの至宝エドゥアルド・マテオ。16年前に出て最近は入手困難だった未発表音源集が再リリースされた。60年代からのパートナーだった女性歌手ディアネ・デノイールとの71年のデュオ、エドゥアルド・ロッカルトとの78年のギター・デュオ、70年代と80年代のライヴ、84年の名盤『Cuerpo Y Alma』や87年の『Mal Tiempo Sobre Alchemia』収録曲の別テイクその他、ソロ活動最初期の70年代初頭から亡くなる直前までに録りためられたイレギュラー未発表音源が計23曲収録されている。多くがカセット音源のため音質はかなり悪いのだが、そういうことなどマテオの本質にはなんら関係ないということはファンならとうに了解ずみだろう。初めて聴く曲も多数。謎は深まるばかりだ。
月刊ラティーナ2016年10月号掲載
(松山晋也)