録音年 1947-1951年 BATC
貴重なリーフレットは先着限定20部!
曲目
1. Bien Frappe 2. Cuando Un Viejo Se Enamora (Milonga) 3. Julian Centeya (Milonga) 4. Como Se Hace Un Tango 5. Pa Los Muchachos 6. Abselmo Acuna El Resero 7. Zombo Plateado 8. Maldonado (Milonga) 9. Esta Noche De Luna 10. Solamente Ella 11. Soy El Cantor De La Orquesta 12. Yo 13. Sueno De Juventud (Vals) 14. Cosas De Tango 15. Para Que Te Quiero tanto 16. Manana No Estaras 17. No Esperaba Verte Mas 18. Gracias 19. La Vida Me Engano 20. Pueblera (Milonga) 【Vocalists】Roberto Rufino: 1,2,4,5,6,7,8,9Alberto Podesta: 3Jorge Duran: 10-20
ディサルリ楽団らしさが確立された40年代を時系列順にコンパクトに俯瞰できる便利なCD。 3. をのぞき 1. 〜 9. は若き日のロベルト・ルフィーノの情熱的な歌声。ヒリヒリするような晩年の激唱スタイルもいいが、くどすぎないこの頃の熱唱は格別だ。インストでワンコーラスを流した後に歌手が登場する流儀であるからこそ、歌手の魅力のコアが凝縮されていると再認識した。40年代というのは良い歌の宝庫であるし、 4. などは最高だ。 10. 以降は、いぶし銀の魅力を放つホルヘ・ドゥランの若き日の名唱。最晩年までコンビは継続していくが、最初から完成度の高い歌手であることを実感する。ディサルリ楽団の感傷的な響きとマッチしたドゥランの歌は素晴らしく、 14. 以降は名演名唱の連続だ。なお本盤は2001年発表のデッドストックであるが、本シリーズの売りでもあった36ページのリーフレットも少しあるようなので、問い合わせてみると良い。
月刊ラティーナ2016年4月号掲載
(山本幸洋)