録音年 1932-34年 アルゼンチン録音 BUENOS AIRES TANGO CLUB
曲目
1. MOTIVO SENTIMENTAL 2. TANGO (VOZ DE TANGO) 3. ASÍ ERA EL TANGO 4. COMO SE HACE UN TANGO 5. TANGO MÍO 6. CON ALMA DE TANGO 7. UNA EMOCIÓN 8. TANGO BRUJO 9. YO SOY EL TANGO 10. EL TANGO ES UNA HISTORIA 11. EL TANGO ES EL TANGO 12. COSAS DE TANGO 13. ME LLAMAN TANGO 14. A MÍ NO ME HABLEN DE TANGO 15. TANGO ARGENTINO 16. TANGO AMIGO 17. YO LLEVO UN TANGO EN EL ALMA 18. OTRO TANGO (TANGO Y COPAS) 19. APOLOGÍA DEL TANGO 20. CANCIÓN DE RANGO 21. DALE TANGO 22. TANGO, TE CAMBIARON LA PINTA
コレクター向けのCDR盤で、歌詞の中でタンゴを扱っている曲だけを集めた編集盤。録音年代は1929年のガルデル 22. から1969年のティタ・メレーロ 19. まで幅広いが、中心となるのは第2次黄金期、1940年代の楽団と専属歌手コンビによる録音である。タンゴに語りかけたり、タンゴをたたえる曲が多いせいか、力の入った演奏が多く、どれも聴き応えがある。現代でも取りあげられる曲は 5. 7. 15. ぐらいだと思うが、それ以外の曲も時代の雰囲気をよくたたえている。個人的にはディサルリ=ポデスタ 1. 、ダゴスティーノ=バルガスの名コンビ 3. 13. 、デマーレ=ベロン 7. 、プグリエーセ=チャネル 10. 、タントゥリ=カスティージョ 2. 11. あたりがタンゴ第2次黄金期の真髄といえる内容で素晴らしい。それぞれ単独CDで聞くことの出来る音源ばかりだが、こうしてテーマ別でまとめられて聴くことによって違った魅力を発見できるのがこの種のアルバムのいいところだ。
月刊ラティーナ2017年7月掲載
(西村秀人)