録音年 1956-1964年 BUENOS AIRES TANGO CLUB
曲目
1. Sin vuelta de hoja 2. Calla 3. Sin Madre 4. El Solitario 5. Y algun dia 6. Mensajera 7. El Engobbiado 8. La Ultima Curda 9. Cuanta Angustia 10. Reflexionemos 11. Adios Corazon 12. Garabatos de Mujer 13. Adios Corazon 14. Mi Colegiala 15. Saludos 16. No me supiste amar 17. Dame Tiempo 【B0NUS TRACK - Tomas Rediales】 18. Entre Tu Amor Y Mi Amor 19. C.T.V. 20. ESTA NOCHE DE LUNA 21. COSITA LINDA 22. BUDINAZO歌手:Tito Lando: 2. , 8. , 11. , 12. , 17. Alfredo Del Rio: 3. , 9. , 13. Mario Beltran: 5. Carlos Yanel: 10. Angel Diaz: 18. Carlos Nogues: 20. , 22. Alfredo Del Rio & Tito Lando: 4. , 6. , 14. , 16. Angel & Carlos Nogues: 21.
いつも音楽家たちから敬愛されてきたアルフレド・ゴビ全録音集の最終巻である。1956年から58年までの公式録音に、1964年頃のラジオ放送録音が収録されている。いずれも何らかの形で復刻されたことがあるが、順番にまとめられる意味はあるだろう。 1. 7. 15. と器楽演奏の割合が減っているが、これは歌ものでヒットを出したいレコード会社の意向もあっただろうか。でも当時メンバーだったロビーラ作 7. は独特のセンスに彩られた大名演。歌手はデル・リオ=ランドーのコンビの他、一時的に参加した歌手も含まれる。 11. から 17. まではオルフェオ・レーベルへの録音で正しくは1958年のもの。 11. 13. は同じ曲の歌手違いバージョン。 18. から22までの放送録音はゴビが「流し」で生活を送った後に結成した最後の楽団で、オスバルド・ピーロが参加していたはず。大衆的な人気には恵まれなかったが、同業者から愛される、流されないひたむきさを感じる。
月刊ラティーナ2016年11月号掲載
(西村秀人)